Webサイト閲覧の邪魔者「ブラクラ」とは?
IT初心者
先生、「ブラクラ」って言葉を聞いたことがあるのですが、何のことですか?
IT専門家
「ブラクラ」は「ブラウザークラッシャー」を縮めた言葉で、パソコンの画面を見られなくしたり、動かなくしたりするプログラムのことだよ。種類によってはパソコンに悪い影響を与えるものもあるんだ。
IT初心者
そうなんですね。画面を見られなくするプログラムって、一体何のために作るんですか?
IT専門家
悪意を持って作られる場合もあれば、いたずら目的で作られる場合もあるね。いずれにしても、安易に開いたり、アクセスしたりしないように気をつけよう。
ブラクラとは。
「ブラクラ」という言葉は、コンピュータ関係でよく使われますが、もともとは「ブラウザークラッシャー」を短くしたものです。
ブラクラとは
「ブラクラ」という言葉、聞いたことがありますか?これは「ブラウザークラッシャー」の略称で、インターネットの閲覧に使うソフト、つまりブラウザを強制的に停止させてしまうプログラムやウェブページのことを指します。
かつては、悪意のある人が作成したサイトに巧妙に仕込まれていて、アクセスした人を困らせるために使われていました。
一体どうやってブラウザを停止させてしまうのかというと、その仕組みは、ウェブサイトに大量の画像や動画、アニメーションなどを詰め込むことで、ブラウザに処理能力以上の負担をかけることにあります。さらに、複雑なプログラムを埋め込むことで、処理を複雑化させる手口も使われました。
ブラウザは、これらの大量のデータや複雑なプログラムを処理しようと懸命に作業しますが、やがて処理能力の限界に達してしまいます。その結果、動作が不安定になり、最悪の場合、強制終了やフリーズといった状態に陥ってしまうのです。
ただ、近年のブラウザは性能が向上し、ブラクラ対策も進んでいるため、以前のように簡単にはブラウザが停止してしまうことは少なくなりました。それでも、古いバージョンのブラウザを使用していたり、セキュリティ対策が不十分な場合は、ブラクラの被害を受ける可能性もゼロではありません。
項目 | 内容 |
---|---|
ブラクラとは | ブラウザを強制終了させるプログラムやウェブページのこと |
目的 | かつては、悪意のある人がサイトに仕込んで利用者を困らせるために使われていた |
仕組み | ウェブサイトに大量のデータや複雑なプログラムを埋め込むことで、ブラウザに過剰な負担をかける |
具体的な方法 | 大量の画像や動画、アニメーションなどを埋め込む、複雑なプログラムを埋め込む |
結果 | ブラウザの動作が不安定になり、強制終了やフリーズなどの状態を引き起こす |
現状 | ブラウザの性能向上と対策により、被害は減少傾向 |
注意点 | 古いバージョンのブラウザやセキュリティ対策が不十分な場合は、依然として被害を受ける可能性あり |
ブラクラの種類
– ブラクラの種類インターネットの世界には、悪意のあるプログラムが潜んでいることがあります。その一つに、ブラウザクラッシャー、略してブラクラと呼ばれるものがあります。これは、閲覧しているブラウザに負荷をかけたり、動作を不安定にさせたりする目的で作られたプログラムです。ブラクラには、いくつかの種類があり、それぞれ異なる方法でブラウザに攻撃を仕掛けてきます。まず、-無限ループ型-と呼ばれるブラクラは、終わることのない処理を延々と繰り返すことで、ブラウザに大きな負担をかけます。このタイプのブラクラは、まるで迷路に閉じ込められたハムスターのように、同じ場所をぐるぐると回り続けるようなプログラムで、ブラウザはその処理を停止することができず、最終的にはフリーズしたり、強制終了したりしてしまうことがあります。次に、-大量データ型-のブラクラは、一度に大量の画像データやプログラムを読み込ませることで、ブラウザの処理能力を超えさせてしまいます。これは、一度にたくさんの荷物を運ぼうとして、車が動かなくなってしまうようなものです。ブラウザは読み込んだデータを処理しきれなくなり、動作が極端に遅くなったり、フリーズしたりします。最後に、-リソース枯渇型-のブラクラは、ポップアップウィンドウを大量に表示したり、メモリを大量に消費する処理を実行したりすることで、ブラウザが利用できる資源を枯渇させてしまいます。これは、部屋の電気をすべてつけたり、水を出しっぱなしにしたりして、家の電力を使い果たしてしまうようなものです。ブラウザは必要な資源が確保できなくなり、正常に動作することができなくなってしまいます。これらのブラクラは、単独で使用されることもあれば、組み合わせて使用されることもあり、悪意のある人物によって様々な形で仕組まれています。そのため、インターネットを利用する際には、このような危険なプログラムが存在することを認識し、怪しいウェブサイトへのアクセスを避けるなど、自衛策を講じることが重要です。
ブラクラの種類 | 概要 | 例え |
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無限ループ型 | 終わることのない処理を延々と繰り返すことで、ブラウザに大きな負担をかける。 | 迷路に閉じ込められたハムスターのように、同じ場所をぐるぐると回り続ける |
大量データ型 | 一度に大量の画像データやプログラムを読み込ませることで、ブラウザの処理能力を超えさせてしまう。 | 一度にたくさんの荷物を運ぼうとして、車が動かなくなってしまう |
リソース枯渇型 | ポップアップウィンドウを大量に表示したり、メモリを大量に消費する処理を実行したりすることで、ブラウザが利用できる資源を枯渇させてしまう。 | 部屋の電気をすべてつけたり、水を出しっぱなしにしたりして、家の電力を使い果たしてしまう |
ブラクラの危険性
インターネットを閲覧していると、時折、画面全体が点滅したり、奇妙な警告音が鳴り響いたりすることがあります。このような現象を引き起こすものの正体が「ブラウザクラッシャー」、略して「ブラクラ」です。
ブラクラは、その名の通り、閲覧しているインターネットブラウザの動作を不安定にするプログラムです。場合によっては、ブラウザだけでなく、パソコン全体を強制終了させてしまうほどの威力を持つものもあります。
ブラクラの危険性は、単にパソコンの動作を不安定にするだけにとどまりません。悪意のある者がブラクラを悪用し、パソコンにウイルスなどの有害なプログラムを侵入させるケースも報告されています。また、ブラクラが仕掛けられたウェブサイトにアクセスすると、入力した個人情報が盗み見られてしまう危険性もあります。
近年では、インターネットブラウザのセキュリティ対策が進み、ブラクラによる被害は減少傾向にあります。しかし、安全なウェブサイトだけを利用していれば絶対に安全というわけではありません。怪しい広告やリンクはクリックしない、セキュリティソフトを導入するなど、一人ひとりが自衛意識を持ってインターネットを利用することが大切です。
項目 | 内容 |
---|---|
定義 | インターネットブラウザの動作を不安定にするプログラム |
危険性 | – パソコンの動作不安定化 – ウイルス感染 – 個人情報漏洩 |
現状 | – セキュリティ対策により被害は減少傾向 – 依然として危険性は存在 |
対策 | – 怪しい広告やリンクをクリックしない – セキュリティソフトの導入 – 自衛意識を持ったインターネット利用 |
ブラクラへの対策
インターネット上に潜む危険の一つに、ブラウザクラッシャー、略してブラクラが挙げられます。これは、閲覧しただけでパソコンに深刻なエラーを引き起こしたり、動作を不安定にさせたりする悪意のあるプログラムです。被害に遭わないためには、日頃から適切な対策を講じておくことが大切です。まず、セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保ちましょう。セキュリティソフトは、コンピュータウイルスや悪意のあるソフトウェアからパソコンを保護するためのソフトウェアで、ブラクラの脅威を検知し、ブロックする機能も備えています。信頼できるセキュリティソフトを選び、定期的にアップデートを行い、最新の状態を保つことが重要です。
また、ブラウザ自体も最新バージョンにアップデートしましょう。ブラウザは、インターネット上の情報を閲覧するためのソフトウェアですが、古いバージョンにはセキュリティ上の脆弱性が存在する可能性があります。最新バージョンにアップデートすることで、脆弱性を解消し、ブラクラの攻撃を防ぐことができます。
さらに、不審なサイトへのアクセスは極力控えましょう。特に、アダルトサイトや違法ダウンロードサイトなど、怪しいサイトへのアクセスは危険です。これらのサイトは、ブラクラが仕掛けられている可能性が高いため、安易にアクセスしないようにしましょう。信頼できるサイトかどうかを判断する能力を養うことも大切です。これらの対策を心掛けることで、ブラクラの被害から身を守り、安全にインターネットを利用することができます。
対策 | 内容 |
---|---|
セキュリティソフトの導入と最新状態の維持 | コンピュータウイルスや悪意のあるソフトウェアからパソコンを保護するソフトウェアを導入し、定期的にアップデートを行いましょう。 |
ブラウザの最新バージョンへのアップデート | 古いバージョンのブラウザはセキュリティ上の脆弱性が存在する可能性があるため、最新バージョンにアップデートしましょう。 |
不審なサイトへのアクセスを控える | アダルトサイトや違法ダウンロードサイトなど、怪しいサイトへのアクセスはブラクラのリスクが高いため、控えましょう。 |
もしブラクラに遭遇してしまったら
インターネットを閲覧していると、予期せぬことに遭遇する可能性もゼロではありません。その一つに、不快な画像や動画を表示させてしまう「ブラウザクラッシャー」があります。もし、意図せずそのようなサイトへアクセスしてしまったら、まずは落ち着いて行動することが大切です。慌ててしまうと、状況を悪化させてしまう可能性もあります。
表示されているページをすぐに消すために、キーボードの「Ctrl」キーと「W」キーを同時に押してみましょう。ほとんどの場合、この操作でページを閉じることができます。もし、この方法でページが閉じない場合は、パソコンの動作を強制的に停止する必要があります。
Windowsパソコンの場合、「タスクマネージャー」という機能を使って強制終了を行います。キーボードの「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Delete」キーを同時に押すと、「タスクマネージャー」が表示されます。その中から、問題となっているブラウザを選択し「プロセスの終了」を選びましょう。
ページを閉じた後は、念のため、セキュリティソフトを使ってパソコン全体をウイルスチェックしましょう。セキュリティソフトは、ウイルスや悪意のあるプログラムからパソコンを守るためのソフトウェアです。もし、セキュリティソフトがインストールされていない場合は、この機会に導入を検討してみましょう。
状況 | 対処法 | 詳細 |
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不快なサイトにアクセスしてしまった | ページを閉じる | キーボードの「Ctrl」キーと「W」キーを同時に押す |
ページが閉じない場合 | ブラウザを強制終了 | 1. キーボードの「Ctrl」キーと「Alt」キーと「Delete」キーを同時に押す 2. タスクマネージャーから該当のブラウザを選択し「プロセスの終了」を選択 |
ページを閉じた後 | ウイルスチェック | セキュリティソフトを使用してパソコン全体をチェックする |