情報を光で運ぶ「光ファイバー」
- 光ファイバーとは光ファイバーとは、光を使って情報を伝えるための細い線のことです。その細さは髪の毛ほどしかありませんが、目には見えない速さで情報を遠くまで届けることができます。光ファイバーの中心には、光を通すための細いガラス繊維があります。このガラス繊維は、屈折率の異なる2つの層でできており、内側の層(コア)は外側の層(クラッド)よりも屈折率が高くなっています。そのため、光がコアに入ると、全反射と呼ばれる現象によって、光は外に漏れることなく、ファイバーの中を進むことができます。この光ファイバーの仕組みによって、インターネットや電話、テレビなどの情報を、高速かつ大容量で送受信することが可能になります。従来の金属製のケーブルと比べて、情報伝達の速度、容量、安定性など、あらゆる面で優れた性能を持っているため、現代の情報社会を支える重要な技術の一つと言えるでしょう。