小さな体に大きな可能性!ICとは?
私たちの生活に欠かせないスマートフォンやパソコン、テレビといった電子機器。 これらの機器が小型化、高性能化を実現できたのは、ICの存在が欠かせません。 ICは、集積回路の略称で、小さな半導体の基板上に、トランジスタ、ダイオード、抵抗といった電子部品をぎゅっと詰め込んだものです。
例えるなら、都市機能をぎゅっと凝縮した超高層ビルです。 超高層ビルには、オフィス、住居、商業施設など様々な機能が集約されています。同じように、ICという小さなチップの中に、電子機器を動かすための複雑な回路が詰め込まれているのです。
ICは、いわば電子機器の頭脳です。 情報を処理し、機器を制御する役割を担っています。 ICの登場により、電子機器は飛躍的に小型化、高性能化しました。 かつて部屋の片隅を占めていたコンピューターが、今では手のひらに乗るスマートフォンへと進化を遂げたのも、ICの進化のおかげです。
今後も、AIやIoTなど、新たな技術の進展に伴い、電子機器のさらなる進化が期待されます。 その進化を支えるICの重要性は、ますます高まっていくでしょう。