プログラムリスト:ソースコードを紙に印刷したもの?
- プログラムリストとは
プログラムリストとは、コンピュータープログラムの命令を人間が理解できる言葉で書いたものを、紙や画面に表示したものです。これは、コンピューターへの命令書であるソースコードを、私たちが読み書きしやすいようにまとめたものと言えます。
コンピューターは、0と1の数字の羅列である機械語しか理解できません。しかし、人間が直接機械語でプログラムを作るのは非常に困難です。そこで、人間が理解しやすいプログラミング言語を使ってプログラムを作り、それをコンピューターが理解できる機械語に変換する必要があります。この、人間が書いたプログラムの元となるものがソースコードであり、プログラムリストは、そのソースコードを分かりやすくまとめたものなのです。
かつて、コンピューターにプログラムを読み込ませるためには、紙テープやパンチカードが使われていました。その時代には、プログラムの内容を紙に打ち出して確認する必要があり、プログラムリストはプログラム開発に欠かせないものでした。
現在では、コンピューターの性能向上により、画面上で直接プログラムを修正できるようになりました。そのため、紙に印刷したプログラムリストが使われる機会は少なくなりました。しかし、プログラムの全体像を把握したり、複雑な処理を理解したりする際には、今でもプログラムリストが役立つことがあります。