
徹底解説!コールドブートとは?
- コールドブートの基礎知識
「コールドブート」とは、パソコンなどのコンピューター機器の電源が完全に切れた状態から起動することを指します。私たちが毎日パソコンを使う際、朝一番に電源ボタンを押してパソコンを立ち上げる行為がまさにコールドブートに当たります。
電源が入っていない状態では、パソコン内部の部品は全く動作しておらず、データも保存されていません。電源ボタンを押すと、まず電源装置が作動し、パソコン全体に電力が供給されます。次に、「BIOS」や「UEFI」と呼ばれる基本的なプログラムが起動し、ハードウェアの動作確認や起動に必要な設定を行います。
そして、ハードディスクやSSDなどの記憶装置から、「OS(オペレーティングシステム)」と呼ばれる、パソコン全体を管理するソフトウェアが読み込まれます。OSは、私たちがパソコンを操作するための画面を表示したり、アプリケーションソフトウェアを起動したりするために欠かせない存在です。
OSの起動後、パソコンは使用可能な状態になり、私たちは様々な作業を行うことができるようになります。このように、コールドブートは、パソコン内部で多くのプログラムやデータが順番に読み込まれ、複雑な処理が行われた結果として実現しています。