ファイル形式:データの保管方法
- ファイル形式とは「ファイル形式」とは、コンピュータの中に保存されるファイルに、データの種類や、その並び順などを決めたルールのことです。このルールに従ってファイルを保存することで、コンピュータはファイルの中身が何かを理解し、正しく表示したり、編集したりすることができるようになります。例えば、文章を作成する場合を考えてみましょう。文字を入力し、フォントや文字の大きさを設定して、文書を作成します。この時、作成した文書を保存する際に、「.txt」や「.docx」といった拡張子がついたファイル名を決めるように求められます。この拡張子が、ファイル形式を示しています。「.txt」は、文字情報のみを扱うシンプルなファイル形式です。一方、「.docx」は、文字情報に加えて、フォント情報や画像、表などの複雑な情報を扱うことができるファイル形式です。このように、ファイル形式によって、扱うことのできる情報の種類や、その表現方法が異なります。ファイル形式は、料理のレシピに例えることができます。レシピは、材料の分量や調理手順を一定の形式で記述することで、誰でも同じ料理を作ることができます。ファイル形式も同様に、データの並び順や種類を定めることで、異なるソフトウェア間でもファイルを共有し、利用することを可能にしています。適切なファイル形式を選ぶことは、コンピュータでファイルを扱う上で非常に重要です。ファイル形式を理解することで、目的や用途に合わせて適切な形式でファイルを保存し、円滑なデータのやり取りを実現することができます。