miniSDカード: 小型化された記憶媒体
- miniSDカードとはminiSDカードは、デジタルカメラや携帯音楽プレーヤーなどで広く使われているSDメモリーカードの仲間で、その名の通り、従来のSDカードよりも一回り小さいサイズが特徴です。2003年に誕生したminiSDカードは、当時急速に普及し始めていた携帯電話やスマートフォンといった小型のモバイル機器に最適な記録媒体として開発されました。従来のSDカードと比べて大幅な小型化を実現したminiSDカードは、限られたスペースしかないモバイル機器でも手軽に大容量のデータを持ち運べる手段として人気を集めました。音楽データや写真データはもちろん、動画データなど容量の大きいファイルも保存できるため、モバイル機器の可能性を大きく広げました。しかし、その後さらに小型化されたmicroSDカードが登場すると、miniSDカードは次第にその座を追われることになります。現在では、microSDカードがモバイル機器の記録媒体として主流となり、miniSDカードを見かける機会は少なくなりました。それでも、一時期はモバイル機器の普及に大きく貢献した記録媒体として、その名を残しています。