ネットワークプリンター:複数人で使うプリンター
IT初心者
「ネットワークプリンター」って、どういう意味ですか?
IT専門家
みんなが使えるように、ネットワークにつながっているプリンターのことだよ。例えば、会社で、みんなが一つのプリンターを使えるように設置されているものだね。
IT初心者
ああ、会社のプリンターは、自分のパソコンから印刷できます!
IT専門家
その通り! 一つのプリンターをみんなで共有して使えるので、便利だよね!
network printerとは。
「ネットワークプリンター」とは、会社や家の中など、限られた範囲でコンピューター同士をつなぐ仕組みを通じて使うことができるプリンターのことです。このプリンターは、ネットワークにつながっている複数の人が一緒に使うことができます。自分のコンピューターに直接つないで使うプリンターと区別するために「ネットワークプリンター」と呼びます。他にも「リモートプリンター」や「共有プリンター」と呼ばれることもあります。
ネットワークプリンターとは
– ネットワークプリンターとはネットワークプリンターとは、事務所や家庭内で複数のパソコンを持っている場合に便利な、みんなで共有して使えるプリンターのことです。従来のプリンターは、一台のパソコンにだけ繋いで使うものが主流でした。しかし、ネットワークプリンターは、無線LANやLANケーブルを使って、ネットワークに直接接続することで、複数の機器から印刷指示を送信できるようになります。例えば、事務所であれば、一人一台パソコンを持っていても、プリンターは一台だけ設置して、みんなで共有して使えるようになります。また、家庭内でも、それぞれが自分の部屋でパソコンを使っていても、離れた場所から、一台のプリンターに印刷指示を送れるので便利です。このように、ネットワークプリンターは、従来のプリンターに比べて、設置場所の自由度が高く、複数人で共有して使えるというメリットがあります。そのため、近年では、家庭用としても、広く普及が進んでいます。
項目 | 説明 |
---|---|
ネットワークプリンターとは | 事務所や家庭内で複数のパソコンを使う場合に便利な、共有して使用できるプリンター |
接続方法 | 無線LANやLANケーブルを使って、ネットワークに直接接続 |
メリット | – 複数のパソコンから印刷指示を送信できる – 設置場所の自由度が高い – 複数人で共有して使える |
普及状況 | 近年では、家庭用としても普及が進んでいる |
ネットワークプリンターのメリット
ネットワークプリンターを導入することで、職場の皆がプリンターを共有できるようになり、多くの利点が生まれます。従来のように個人や部署ごとにプリンターを持つ必要がなくなり、プリンター全体の台数を減らせるため、購入費用や維持費用を抑えられます。例えば、インクやトナーの交換頻度も減り、ランニングコストの削減にも繋がります。
また、ネットワークプリンターは設置場所を選びません。従来のように個々の机にプリンターを置く必要がなくなり、オフィス空間を広く使えるようになります。部署の中心に設置する、あるいは専用のプリンターコーナーを設けるなど、利用者の利便性を考慮した柔軟な配置が可能です。
さらに、印刷の度に席を立つ必要もなくなり、業務効率の向上も見込めます。これらの利点を総合的に考えると、ネットワークプリンターの導入は、コスト削減、作業効率向上、そして快適なオフィス環境の実現に大きく貢献すると言えるでしょう。
項目 | 内容 |
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コスト削減 |
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オフィス空間の有効活用 |
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業務効率向上 |
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ローカルプリンターとの違い
「ネットワークプリンター」とよく比較されるのが「ローカルプリンター」です。
ローカルプリンターは、一台のコンピューターと直接繋いで使うプリンターのことです。
ケーブルで繋ぐだけで簡単に使えるので、プリンターを使う人が決まっている場合は便利です。
例えば、自宅で自分だけが使う場合などに向いています。
一方で、ネットワークプリンターは、複数台のコンピューターから印刷できるプリンターです。
会社のオフィスのように、複数の人が一つのプリンターを共有したい場合に便利です。
ネットワークプリンターは、設定に少し手間がかかる場合もありますが、一度設定してしまえば、どこからでも印刷できるという利便性があります。
このように、ローカルプリンターとネットワークプリンターは、それぞれ異なる特徴を持っています。
印刷する場所や使う人の数などを考慮して、最適な方を選ぶようにしましょう。
項目 | ローカルプリンター | ネットワークプリンター |
---|---|---|
接続方法 | 1台のコンピューターに直接接続 | ネットワークに接続 |
主な用途 | 個人利用、少人数での利用 | オフィスなど、複数人での共有 |
メリット | 設定が簡単 | 複数のパソコンから印刷可能 |
デメリット | 1台のコンピューターからしか印刷できない | 設定に手間がかかる場合がある |
ネットワークプリンターの種類
– ネットワークプリンターの種類ネットワークプリンターは、パソコンと直接接続するのではなく、ネットワークを通じて複数のパソコンから印刷できる便利なプリンターです。大きく分けて、有線LANで接続するタイプと無線LANで接続するタイプがあります。-# 有線LAN接続タイプ有線LAN接続タイプは、LANケーブルを用いてプリンターとネットワークを接続します。メリットとしては、高速かつ安定したデータ通信が挙げられます。そのため、大量の文書や高画質の画像などを印刷する場合でも、ストレスなく作業を進めることができます。一方で、有線LAN接続タイプは物理的なケーブルが必要となるため、設置場所が限られるという側面もあります。ケーブルの配線工事が必要となる場合もあり、設置の自由度が低い点がデメリットと言えるでしょう。-# 無線LAN接続タイプ無線LAN接続タイプは、無線LANルーターなどを経由して、ケーブルを使用せずにネットワークに接続します。配線作業が不要なため、設置場所を選ばずにプリンターを設置できることが大きなメリットです。また、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から印刷することも可能です。ただし、無線LAN接続タイプは、通信速度や安定性の面で有線LAN接続タイプに劣ります。電波状況によっては通信が不安定になる場合や、印刷速度が遅くなる場合もあるため注意が必要です。-# モバイル印刷対応プリンター近年では、スマートフォンやタブレット端末から直接印刷できるモバイル印刷に対応したネットワークプリンターも増加しています。これらのプリンターは、Wi-Fi DirectやBluetoothなどの無線通信技術を用いて、モバイル端末と直接接続することができます。モバイル印刷対応プリンターは、ケーブル接続やアプリケーションのインストールが不要な場合も多く、手軽に印刷できる点が魅力です。外出先や会議室など、パソコンが利用できない環境でも印刷できるため、ビジネスシーンでの活用も期待されています。
種類 | 接続方法 | メリット | デメリット |
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有線LAN接続タイプ | LANケーブル | 高速かつ安定したデータ通信 | 設置場所が限られる 配線工事が必要な場合がある |
無線LAN接続タイプ | 無線LAN | 配線作業が不要 設置場所を選ばない モバイル端末から印刷可能 |
通信速度・安定性が有線LAN接続タイプに劣る 電波状況によっては通信が不安定になる場合がある |
モバイル印刷対応プリンター | Wi-Fi Direct Bluetooth |
ケーブル接続やアプリケーションのインストールが不要 手軽に印刷できる 外出先など、パソコンが利用できない環境でも印刷できる |
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ネットワークプリンターの選び方
– ネットワークプリンターの選び方オフィスや家庭で複数のパソコンから印刷する場合に便利なネットワークプリンター。しかし、いざ購入しようと思っても、種類が豊富でどれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ネットワークプリンターを選ぶ際に抑えておきたい重要なポイントをご紹介します。まず、印刷速度は重要な要素の一つです。これは1分間に何枚印刷できるかを示す数値で表され、単位は「ppm」です。印刷業務が多いオフィスなどでは、高速印刷が可能な機種を選ぶことで業務効率を大幅に向上させることができます。次に印刷の綺麗さも重要なポイントです。これは「dpi」と呼ばれる単位で表され、数値が大きくなるほど、よりきめ細やかな印刷が可能になります。写真やデザインなど、高画質印刷が必要な場合は、dpiが高い機種を選びましょう。プリンターに搭載されている機能も重要な検討材料です。例えば、用紙の両面に印刷できる「両面印刷機能」や、大量の用紙をセットできる「自動紙送り機能」など、用途に合わせて必要な機能が異なります。事前に必要な機能をリストアップしておくと、スムーズに機種を選ぶことができます。そして、本体価格だけでなく、ランニングコストにも注意が必要です。ランニングコストとは、インクやトナーなどの消耗品の費用を指します。プリンターによっては、本体価格が安くても、インク代が高い場合もあるため注意が必要です。長期的に見て、ランニングコストも含めた総費用で比較することが大切です。これらのポイントを踏まえ、用途や予算に合わせて最適なネットワークプリンターを選びましょう。
ポイント | 詳細 |
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印刷速度 | – 1分間に印刷できる枚数を示す「ppm」という単位で表される。 – 印刷業務が多い場合は高速印刷が可能な機種を選ぶと効率的。 |
印刷の綺麗さ | – 「dpi」という単位で表され、数値が大きいほど高画質。 – 写真やデザインなど高画質印刷が必要な場合はdpiが高い機種を選ぶ。 |
プリンターの機能 | – 両面印刷機能や自動紙送り機能など、用途に合わせて必要な機能が異なる。 – 事前に必要な機能をリストアップしておく。 |
コスト | – 本体価格だけでなく、インクやトナーなどの消耗品の費用も考慮する。 – ランニングコストも含めた総費用で比較することが重要。 |