無線LANの要!APとは?

無線LANの要!APとは?

IT初心者

先生、「AP」ってよく聞くんですけど、どういう意味ですか?

IT専門家

「AP」は「アクセスポイント」の略で、スマホやパソコンをインターネットに繋ぐための機械の一つだよ。

IT初心者

インターネットに繋ぐ機械というと、家の壁から出ている線に挿す機械のことですか?

IT専門家

そう、あれもアクセスポイントの一つだね。APは家の中だけでなく、お店や駅など色々な場所に設置されていて、無線でインターネットを使えるようにしてくれるんだ。

APとは。

「IT用語の『AP』は『アクセスポイント』の略です。『アクセスポイント』は英語の『access point』の頭文字を取った言葉です。つまり『AP』は『アクセスポイント』という意味になります。

APの概要

APの概要

– APの概要APとは、アクセスポイントの日本語訳で、無線で繋がる区域を作るための機械のことです。 パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを無線でインターネットに接続するためには、このAPが欠かせません。自宅やオフィスなどで無線でインターネットを利用できるのは、APが設置されているおかげなのです。APは、電線を経由してインターネットと接続された機械からデータを受け取り、それを電波に変換して各端末に届けます。 逆に、各端末から送られてきたデータも電波から電線経由で送れるデータに変換して、インターネットに送り返します。 このようにAPは、無線と有線の橋渡し役として、私たちが快適にインターネットを利用できる環境を提供してくれているのです。APは、家電量販店やインターネット通販などで手軽に購入することができます。 自宅にインターネット回線を引いていれば、APを設置することで、簡単に無線LANの環境を構築することができます。

項目 内容
APの定義 アクセスポイントの略称で、無線で繋がる区域を作るための機械
APの役割
  • パソコンやスマートフォンなどを無線でインターネットに接続するためにはAPが必須
  • インターネットと接続された機械からデータを受け取り、電波に変換して各端末に配信
  • 各端末から送られてきたデータを電波から電線経由で送れるデータに変換し、インターネットに送り返す
  • 無線と有線の橋渡し役
APの入手方法 家電量販店やインターネット通販で購入可能
無線LANの構築 自宅にインターネット回線を引いていれば、APを設置することで簡単に無線LANの環境を構築可能

APの仕組み

APの仕組み

無線LANのアクセスポイント、いわゆるAPは、私たちの身の回りで当たり前のように使われている無線LANを支える重要な機器です。APは、IEEE 802.11a/b/g/n/acといった、無線LANの規格に対応しており、これらの規格に基づいて電波を飛ばし、パソコンやスマートフォンなどの端末と無線通信を行っています。

APは、SSIDと呼ばれるネットワークの名前を常に発信しています。私たちが普段、無線LANに接続する際に、接続可能なネットワークの一覧が表示されますが、これは端末がAPから発信されているSSIDを検出しているためです。SSIDは、いわば無線LANの名前のようなもので、これによって私たちは目的のネットワークを見つけることができます。

無線LANに接続する際には、セキュリティの観点から、パスワードの入力や暗号化の設定が必須となります。これらの設定は、APにアクセスして行います。APにアクセスするには、ブラウザを使ってAPに割り当てられたIPアドレスにアクセスするのが一般的です。設定画面では、SSIDやパスワードの変更、暗号化方式の選択など、さまざまな設定を行うことができます。

このように、APは、私たちが意識することなく、快適な無線LAN環境を提供するために、陰ながら重要な役割を果たしているのです。

項目 内容
定義 無線LANを支える重要な機器。パソコンやスマートフォンなどの端末と無線通信を行う。
規格 IEEE 802.11a/b/g/n/ac
SSID APが発信するネットワークの名前。無線LAN接続時に表示されるネットワークの一覧は、端末がAPから発信されているSSIDを検出している。
セキュリティ パスワードの入力や暗号化の設定が必要。設定はAPにアクセスして行う。
APへのアクセス方法 ブラウザを使い、APに割り当てられたIPアドレスにアクセスする。
設定項目 SSID、パスワードの変更、暗号化方式の選択など

APの種類

APの種類

無線ネットワークにおいて重要な役割を果たすAP(アクセスポイント)ですが、用途や規模に合わせて様々な種類が存在します。大きく分けると、AP単体で動作する「スタンドアロン型」と、複数台のAPを一元管理する「コントローラー型」の二つに分類できます。

スタンドアロン型は、設定や管理が容易であるという特徴から、小規模なネットワーク環境に適しています。例えば、個人宅や小規模なオフィスなど、限られた範囲で無線ネットワークを構築する場合に有効です。

一方、コントローラー型は、複数台のAPを統合管理できるため、大規模なネットワーク環境に適しています。企業や学校、公共施設など、広範囲に渡って無線ネットワークを構築する場合に、効率的な運用を実現できます。

さらに近年では、家庭用無線LANルーターにAP機能が搭載されているケースも増えています。これらのルーターは、インターネット接続機能に加えて、無線ネットワークの構築も可能なため、別途APを用意する必要がありません。そのため、家庭において手軽に無線LAN環境を構築したい場合に最適な選択肢と言えるでしょう。

種類 特徴 用途
スタンドアロン型 設定・管理が容易 小規模ネットワーク(個人宅、小規模オフィスなど)
コントローラー型 複数台APの一元管理が可能 大規模ネットワーク(企業、学校、公共施設など)
家庭用無線LANルーター(AP機能搭載) インターネット接続機能とAP機能を統合 家庭での手軽な無線LAN環境構築

APの選び方

APの選び方

– 無線LANの要!AP選びのポイント

快適なインターネット環境を実現するには、自分に合ったAPを選ぶことが重要です。
APは、パソコンやスマートフォンなどの端末と無線で接続し、インターネットへのアクセスを可能にする機器です。

APを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

まず、通信速度です。
通信速度は、IEEE 802.11の規格によって異なり、a、b、g、n、ac、axなどがあります。
axは最新の規格であり、最も高速な通信が可能です。
ただし、高速な規格に対応したAPは価格が高くなる傾向があります。
自分が利用するインターネット回線の速度も考慮して、適切な通信速度のAPを選びましょう。

次に、対応周波数帯です。
周波数帯には、2.4GHz帯と5GHz帯の二つがあります。
2.4GHz帯は、電子レンジなど他の電波の影響を受けやすいですが、壁などの障害物を回り込みやすいという特徴があります。
一方、5GHz帯は、電波干渉が少ないため高速な通信が期待できますが、障害物を回り込みにくいという特徴があります。
利用環境に合わせて、適切な周波数帯に対応したAPを選びましょう。

さらに、セキュリティ機能も重要です。
セキュリティ機能は、無線LANを不正アクセスから保護するために不可欠です。
WPA2-PSKやWPA3-Personalなどの暗号化方式に対応しているかを確認しましょう。

最後に、価格です。
APの価格は、性能や機能によって異なります。
一般的に高性能なAPほど高価になります。
予算と相談しながら、必要な機能を備えたAPを選びましょう。

これらのポイントを踏まえて、最適なAPを選び、快適なインターネット環境を手に入れましょう。

項目 ポイント
通信速度 – IEEE 802.11の規格(a, b, g, n, ac, ax)に注意
– 高速な規格ほど高価
– インターネット回線速度とのバランスを考慮
対応周波数帯 – 2.4GHz帯: 壁を回り込みやすいが、電波干渉を受けやすい
– 5GHz帯: 高速通信が可能だが、電波干渉に弱い
セキュリティ機能 – WPA2-PSKやWPA3-Personalなどの暗号化方式に対応しているか確認
価格 – 性能や機能によって異なる
– 予算と必要な機能を考慮

APの今後の展望

APの今後の展望

– APの今後の展望近年、あらゆる場所でインターネット接続が当たり前となり、無線LAN、いわゆるWi-Fiの需要はますます高まっています。それに伴い、複数の端末を無線でインターネットに接続するための機器であるAP(アクセスポイント)も、今後ますます需要が高まると予想されています。特に、動画配信サービスの普及やオンラインゲームの人気に伴い、高速なデータ通信への需要が高まっていることから、より高速な通信規格であるWi-Fi 6やWi-Fi 6Eに対応したAPの需要は今後ますます高まると考えられます。従来のWi-Fiよりも高速かつ安定した通信が可能になるため、ストレスのない快適なインターネット環境を実現することができます。また、身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながるIoT(モノのインターネット)の普及も、APの需要を押し上げる要因の一つです。IoT社会においては、家の中にある家電製品やセンサー、オフィス内の機器などがインターネットに接続されるため、それらを接続するためのAPの需要がますます高まると予想されます。さらに、企業においても、顧客情報や社外秘など、取り扱うデータの重要性が増していることを受け、セキュリティ対策はこれまで以上に重要な課題となっています。そのため、不正アクセスを防ぐための高度なセキュリティ機能を搭載したAPが求められており、セキュリティ対策はAP開発における重要なテーマとなっています。このように、APは今後、高速化、多様化、高度化する社会のニーズに応える形で、その重要性を増していくと考えられます。

要因 内容
高速なデータ通信への需要増加 動画配信サービスの普及やオンラインゲーム人気により、Wi-Fi 6やWi-Fi 6E対応APの需要が高まっている
IoTの普及 家電製品やセンサー等をインターネットに接続するAPの需要増加
セキュリティ対策の重要性増加 不正アクセスを防ぐ高度なセキュリティ機能を搭載したAPの需要増加
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