ファイルの種類を見分ける、ファイル名拡張子
- ファイル名拡張子とは
コンピュータの中に保存されている様々なデータ、例えば文章、写真、動画などは、「ファイル」という単位で管理されています。そして、それぞれのファイルには、それがどんな種類のデータであるかを分かりやすくするために名前が付けられています。このファイルの名前のことを「ファイル名」と言います。
ファイル名拡張子とは、このファイル名の末尾に付けられる数文字の文字列で、ファイルの種類を識別するために用いられます。拡張子は「.(ピリオド)」の後に、「txt」や「jpg」のように表記されます。
例えば、「report.txt」というファイル名の場合、「report」がファイル名、「.txt」が拡張子になります。この拡張子を見ることで、「report.txt」がテキストファイルであることが分かります。同様に、「photo.jpg」であればJPEG形式の画像ファイル、「music.mp3」であればMP3形式の音声ファイルであることが一目で分かります。
ファイル名拡張子は、コンピュータがファイルを適切なプログラムで開く際に役立ちます。例えば、テキストファイルであればメモ帳などのテキストエディタ、画像ファイルであれば画像閲覧ソフト、音声ファイルであれば音楽再生ソフトが自動的に起動します。
このように、ファイル名拡張子は、ファイルの種類を分かりやすく示し、コンピュータがファイルを正しく処理するために欠かせないものです。