インターネットの黒子!代理サーバーとは?
インターネットを閲覧する際、私たちのパソコンと情報を持つサーバーの間で直接やり取りが行われているように思えますが、実はそうではありません。「代理サーバー」と呼ばれるサーバーが仲介役を果たしている場合があります。
代理サーバーとは、その名の通り、私たちに代わってサーバーとの通信を行うサーバーのことです。私たちがウェブサイトを閲覧しようとすると、通常は私たちのパソコンから目的のウェブサイトのサーバーへ直接接続要求が送られます。しかし、代理サーバーを利用する場合は、まず代理サーバーに接続要求が送られます。そして、代理サーバーが私たちに代わってウェブサイトのサーバーに接続し、その情報を受け取って私たちのパソコンに転送してくれるのです。
このように、代理サーバーは私たちとインターネットの間に立って、すべての通信を仲介する役割を担っています。そのため、代理サーバーを利用することで、セキュリティの向上やアクセス制限の回避といった様々なメリットを受けることができます。例えば、企業内ネットワークで特定のウェブサイトへのアクセスを制限したり、アクセスログを記録して不正アクセスを監視したりすることが可能になります。