コンピュータ起動のしくみ

コンピュータ起動のしくみ

IT初心者

先生、『起動』ってどういう意味ですか?

IT専門家

『起動』は、例えば、パソコンの電源を入れて使える状態にすることだよ。 スマホでアプリをタッチして使えるようにするのも『起動』だね。

IT初心者

パソコンを立ち上げて、インターネットを見られるようにするのも『起動』ですか?

IT専門家

そうだよ! インターネットを見るためには、まずパソコンを『起動』して、それからブラウザを『起動』する必要があるね。

起動とは。

「起動」っていう言葉は、パソコンとかの機械に電源を入れて、使えるようにすることだよ。ソフトの場合は、スタートメニューから選んだり、アイコンを二回クリックしたりして、動かせるようにすることだね。ちなみに、電源を入れた後、パソコンが動くまでの一連の作業は「ブート」とか「ブートストラップ」って呼ばれているよ。

起動とは

起動とは

– 起動とは起動とは、コンピュータなどの機械に電源を入れ、私たちが使える状態にすることを指します。毎日のように何気なく行っている動作ですが、裏側ではコンピュータ内部で複雑な処理が順番に行われています。電源ボタンを押すと、まずコンピュータに電気が供給され、基本的な部品の動作が開始されます。次に、ROMと呼ばれる記憶装置に記録された小さなプログラムが読み込まれ、コンピュータの心臓部であるCPUが動作を始めます。この小さなプログラムは、ハードウェアの初期設定や、記憶装置が正常に動作するかどうかの確認などを行います。そして、オペレーティングシステム(OS)と呼ばれる、コンピュータ全体を管理するソフトウェアを読み込むための準備を整えます。OSは、ハードディスクやSSDといった記憶装置に保存されています。プログラムは、OSを読み込み、コンピュータ全体を制御するための準備を始めます。OSの読み込みが完了すると、画面が表示され、キーボードやマウスなどの入力機器が使えるようになります。私たちが普段何気なく行っている起動という動作は、小さなプログラムの起動から始まり、複雑な処理を経てOSの起動に至る、多くの段階を経て実現されているのです。

起動プロセス 説明
電源投入 コンピュータに電力が供給され、基本的な部品が動作を開始
ROMからのプログラム実行 ハードウェアの初期設定や記憶装置の動作確認を行う小さなプログラムが実行される
OS読み込み準備 OSをハードディスクやSSDから読み込むための準備が行われる
OS読み込み OSがメモリに読み込まれ、コンピュータ全体の制御が開始される
OS起動完了 画面表示や入力機器が使用可能になり、ユーザーが操作できる状態になる

コンピュータ内部の動き

コンピュータ内部の動き

皆さんが毎日使っているコンピュータ。その内部では、目に見えない複雑な処理が驚くほどの速さで行われています。一体どのようにして、あの小さな箱が人間のように考え、動き、私たちに様々な情報を提供してくれるのでしょうか?

コンピュータを起動する際、まず初めに電源装置が作動し、コンピュータ全体に電気が供給されます。これは、人間で例えるならば、朝起きて顔を洗ったり、歯を磨いたりする前の、まだ布団の中で目が覚めたばかりの状態と言えるでしょう。

次に、ROMと呼ばれる、あらかじめ情報が書き込まれていて書き換えができない記憶装置に記録された小さなプログラムが動き始めます。このプログラムは、人間で言うところの、寝ぼけ眼で部屋の電気をつける、といった役割を果たします。具体的には、コンピュータ自身を構成する部品が正しく動作するかを確認したり、OSと呼ばれる、コンピュータ全体を制御する重要なプログラムがどこに保存されているかを探し出したりします。

これらの準備が整って初めて、コンピュータは本格的に活動を開始する準備が整います。つまり、ROMに記録された小さなプログラムは、コンピュータが目覚めるための準備運動と言えるでしょう。

コンピュータの動作 人間に例えると
電源装置が作動し、コンピュータ全体に電気が供給される 朝起きて顔を洗ったり、歯を磨いたりする前の、まだ布団の中で目が覚めたばかりの状態
ROMに記録された小さなプログラムが動き始める
– 部品が正しく動作するか確認する
– OSがどこに保存されているか探す
寝ぼけ眼で部屋の電気をつける
ROMに記録された小さなプログラムの動作が完了 コンピュータが目覚めるための準備運動完了

OSの読み込み

OSの読み込み

コンピュータに電源を入れると、まず最初にハードウェアの動作確認が行われます。この確認作業が無事に終わると、いよいよOS(オペレーティングシステム)の読み込みが始まります。OSは、例えるならコンピュータという家を管理する家の主にあたり、私たちが様々なソフトウェアを快適に利用できるよう、全体を管理し、指示を出してくれる重要なソフトウェアです。

OSは、ハードディスクやSSDといった記憶装置の中に保存されています。電源投入後、コンピュータはまずこれらの記憶装置の中からOSのファイルを探し出し、読み込みを開始します。読み込まれたOSのファイルは、コンピュータの作業スペースであるメモリに展開されます。メモリはハードディスクなどに比べて処理速度が速いため、OSをメモリ上に展開することで、コンピュータ全体の動作を高速化することができます。

OSの読み込みが完了すると、見慣れたデスクトップ画面が表示されます。この画面が表示された状態が、私たちにとって普段使い慣れたコンピュータの姿と言えます。OSは、裏側で常に動作し続け、アプリケーションソフトの実行やファイルの管理、インターネットへの接続など、コンピュータを使う上で欠かせない様々な機能を提供してくれています。

項目 内容
電源投入後 ハードウェアの動作確認 → OSの読み込み
OS(オペレーティングシステム) コンピュータ全体を管理し、指示を出す重要なソフトウェア
ハードディスクやSSDなどの記憶装置に保存されている
OSの読み込み 記憶装置からOSのファイルを探し出し、メモリに展開
メモリは処理速度が速いため、コンピュータ全体の動作を高速化
OSの読み込み完了後 デスクトップ画面が表示
OSは裏側で常に動作し、アプリケーションソフトの実行やファイルの管理、インターネットへの接続など様々な機能を提供

アプリケーションソフトの起動

アプリケーションソフトの起動

コンピュータを立ち上げて、基本ソフト(OS)が動き始めると、文書作成や表計算ソフトなど、色々な作業ができるようになります。こうした特定の作業を行うためのソフトをアプリケーションソフトと呼びます。
アプリケーションソフトは、目的別に様々なものが開発されています。例えば、文章を書きたい場合は文書作成ソフト、計算をしたい場合は表計算ソフトといったように、自分のやりたい作業に合ったソフトを使うことで、コンピュータをより便利に活用できます。
アプリケーションソフトを起動するには、いくつかの方法があります。画面上に表示されているスタートメニューから、使いたいソフトを選ぶ方法や、デスクトップ上にあるソフトのアイコンをダブルクリックする方法などが一般的です。
このように、アプリケーションソフトは、コンピュータを様々な用途で使うための欠かせない道具と言えるでしょう。

種類 説明 用途例
基本ソフト(OS) コンピュータを動かすための基礎的なソフトウェア
アプリケーションソフト 特定の作業を行うためのソフトウェア 文書作成、表計算、画像編集など

起動をスムーズにするために

起動をスムーズにするために

毎日のように使うコンピュータですが、電源を入れてから使えるようになるまで、じれったく感じるときはありませんか?起動にかかる時間は、コンピュータの性能や、日々のお手入れの仕方によって変化します。もし、最近起動が遅いと感じているなら、いくつかの工夫を試してみましょう。

まず、起動時に自動的に立ち上がるアプリケーションソフトを確認してみましょう。メールソフトや、音楽再生ソフトなど、普段何気なく使っているソフトも、裏では知らない間に起動していることがあります。これらのソフトが多数起動していると、コンピュータに大きな負担がかかり、起動が遅くなってしまいます。不要なソフトの自動起動を停止することで、起動を速くすることが期待できます。

また、ハードディスクの空き容量も、起動速度に影響を与える要素の一つです。ハードディスクは、コンピュータの様々な情報を記憶する場所ですが、空き容量が少なくなると、情報の読み書きに時間がかかってしまいます。不要なファイルやソフトを削除したり、外付けの記憶装置に移したりすることで、ハードディスクの空き容量を増やし、起動をスムーズにすることができます。

さらに、コンピュータ内部のクリーニングも効果的です。長期間使用していると、コンピュータ内部にホコリが溜まり、それが原因で動作が不安定になることがあります。定期的にコンピュータ内部を掃除することで、快適な動作を保つことができます。

これらの工夫を組み合わせることで、コンピュータの起動をスムーズにすることができるでしょう。

項目 詳細 対策
起動時間 コンピュータの性能やお手入れ状況によって変化 記載なし
自動起動するソフト 多数起動するとコンピュータに負担がかかり起動が遅くなる 不要なソフトの自動起動を停止
ハードディスクの空き容量 空き容量が少ないと情報の読み書きに時間がかかる 不要なファイルやソフトを削除、外付け記憶装置への移動
コンピュータ内部のクリーニング ホコリが溜まると動作が不安定になる 定期的にコンピュータ内部を掃除
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