コンピューターの立役者! 外部記憶装置を解説

コンピューターの立役者! 外部記憶装置を解説

IT初心者

先生、『外部記憶装置』ってコンピューターの中にあるんですか?

IT専門家

いい質問だね!『外部記憶装置』は、コンピューターの外にある記憶装置のことだよ。例えば、みんなが使っているパソコンのデータはどこに保存しているかな?

IT初心者

パソコンの中にあるハードディスクに保存しています!

IT専門家

その通り!ハードディスクはパソコンの中にあるように見えるけど、実際はコンピューター本体とは別の部品として、パソコンの中に設置されているんだ。このように、コンピューター本体の外にあって、データを保存しておくものが『外部記憶装置』だよ。

外部記憶装置とは。

「外部記憶装置」とは、コンピューターで使う言葉で、プログラムやデータを長い間保存しておくための補助的な装置のことです。この装置は、コンピューター本体の外側に置かれます。例えば、ハードディスクやMO(光で読み書きするディスク)、フロッピーディスクなどがそうです。コンピューターの電源を切ると、メインメモリーに入っているデータは消えてしまいますが、この外部記憶装置に保存しておけば、データは消えずに残ります。反対に、コンピューター本体の内側に置かれる記憶装置は「内部記憶装置」といいます。外部記憶装置は「ストレージ」とも呼ばれます。

データの宝庫、外部記憶装置とは

データの宝庫、外部記憶装置とは

コンピューターを動かすには、プログラムやデータを保存する場所が必要です。この役割を担うのが記憶装置で、大きく分けて二つの種類があります。一つはコンピューター内部にある「内部記憶装置」、もう一つは外部にある「外部記憶装置」です。
外部記憶装置は、コンピューター本体とは別に存在し、大量のデータを長期的に保存できるという特徴があります。 例えば、デジタルカメラで撮影した写真やビデオカメラで撮影した動画、スマートフォンでダウンロードした音楽ファイル、仕事で作成した文書データなど、様々なデータを保存しておくのに適しています。
内部記憶装置と比べて、外部記憶装置は一般的に容量が大きく、価格が安い傾向があります。そのため、たくさんのデータを保存したい場合や、コストを抑えたい場合には、外部記憶装置が最適な選択肢となります。 また、外部記憶装置は、USBメモリやSDカードのように持ち運びが簡単なものから、外付けハードディスクのように大容量のデータ保存に適したものまで、様々な種類があります。
このように、外部記憶装置は、コンピューターを使う上で非常に重要な役割を担っています。自分に合った外部記憶装置を選ぶことで、より快適にコンピューターを使うことができるでしょう。

種類 特徴
内部記憶装置 コンピューター内部にある
外部記憶装置 コンピューター本体とは別に存在
大量のデータを長期的に保存可能
一般的に容量が大きく、価格が安い
デジタルカメラの写真、ビデオカメラの動画
スマートフォンでダウンロードした音楽ファイル
仕事で作成した文書データ
USBメモリ、SDカード、外付けハードディスク

多種多様な外部記憶装置

多種多様な外部記憶装置

コンピュータに欠かせない外部記憶装置は、情報を保存しておくための大切なものです。たくさんの種類があり、時代とともに主流となるものも変化してきました。

一昔前までは、フロッピーディスクやCD-ROM、MOなどが主流でした。フロッピーディスクは、コンパクトで持ち運びに便利でしたが、容量が小さく、衝撃に弱いという側面もありました。CD-ROMは大容量でしたが、書き換えができないものが主流でした。MOは書き換え可能で大容量でしたが、価格が高いため、広く普及するには至りませんでした。

現在では、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)、USBメモリ、SDカードなどが主流となっています。HDDは大容量で安価であることが魅力ですが、衝撃に弱く、駆動音が発生するという側面もあります。SSDはHDDよりも高速で、衝撃に強く、静音性が高いというメリットがありますが、HDDよりも高価です。

USBメモリは小型で持ち運びに便利で、比較的安価であることから、幅広い用途で使われています。SDカードは、デジタルカメラやスマートフォンなどで広く使用されており、小型で高速なデータ転送が可能です。

このように、外部記憶装置にはそれぞれ特徴があります。用途に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。

外部記憶装置 特徴 メリット デメリット
フロッピーディスク 一昔前の主流メディア コンパクトで持ち運びに便利 容量が小さく、衝撃に弱い
CD-ROM 一昔前の主流メディア 大容量 書き換えができないものが主流
MO 一昔前の主流メディア 書き換え可能で大容量 価格が高い
HDD(ハードディスクドライブ) 現在の主流メディア 大容量で安価 衝撃に弱く、駆動音が発生する
SSD(ソリッドステートドライブ) 現在の主流メディア HDDよりも高速で、衝撃に強く、静音性が高い HDDよりも高価
USBメモリ 現在の主流メディア 小型で持ち運びに便利、比較的安価
SDカード 現在の主流メディア 小型で高速なデータ転送が可能

外部記憶装置のメリット

外部記憶装置のメリット

コンピューターを使う上で、外部記憶装置は欠かせない存在となっています。その理由は、外部記憶装置を使うことで得られる様々なメリットがあるからです。今回は、外部記憶装置の主なメリットを3つ紹介します。

まず第一に、外部記憶装置を用いることで、膨大な量のデータを保存することが可能になります。写真や動画、音楽ファイルなど、デジタルデータは日々増え続けています。コンピューター本体に内蔵されている記憶装置だけでは、すぐに容量が足りなくなってしまうことも少なくありません。しかし、外部記憶装置を利用すれば、容量不足の心配を解消することができます。用途に合わせて適切な容量の外部記憶装置を選ぶことで、快適なデータ管理を実現できます。

第二に、外部記憶装置は、データを長期にわたって保管しておくのに適しています。コンピューター本体の電源を切っても、外部記憶装置に保存されたデータは消えることがありません。そのため、大切な写真や動画、仕事の資料などを、安心して保存しておくことができます。万が一、コンピューターが故障した場合でも、外部記憶装置に保存してあるデータは無事なので、データ消失のリスクを減らすことができます。

最後に、多くの外部記憶装置は、持ち運びが簡単であることも大きなメリットです。小型の外部記憶装置であれば、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。そのため、自宅と職場、あるいは外出先など、場所を問わずにデータにアクセスすることができます。また、友人や家族とデータを共有したい場合にも、外部記憶装置は非常に便利です。

メリット 説明
膨大な量のデータを保存可能 写真、動画、音楽ファイルなど、日々増え続けるデジタルデータも容量不足を解消して保存できる。
データを長期にわたって保管可能 コンピューター本体の電源が切れてもデータは消えず、コンピューターが故障した場合でもデータ消失のリスクを減らせる。
持ち運びが簡単 自宅と職場、外出先など場所を問わずデータにアクセスでき、友人や家族とデータを共有する際にも便利。

外部記憶装置の選び方

外部記憶装置の選び方

最近は、写真や動画、資料など、デジタルデータが増えてきましたね。そのため、パソコン本体以外にデータを保存しておく「外部記憶装置」が欠かせません。しかし、家電量販店に行くと、様々な種類の外部記憶装置が並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、外部記憶装置を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

まず、一番最初に考えたいのは「どんな目的で使うのか」ということです。例えば、家族写真の保存や、仕事の資料保管など、大容量のデータを保存したい場合は、HDD(ハードディスクドライブ)がおすすめです。HDDは、比較的安価で大容量のデータを保存できることがメリットです。ただし、衝撃に弱いため、持ち運びには注意が必要です。一方、旅行に持っていきたい、ポケットに入れて持ち運びたいなど、持ち運びやすさを重視する場合は、USBメモリやSDカードが便利です。これらの記憶装置は、小型軽量で、パソコンやスマートフォンなど様々な機器に接続できることがメリットです。

次に、「予算」も重要な要素です。外部記憶装置は、容量や性能によって価格が大きく異なります。予算に合わせて、適切な容量と性能の製品を選びましょう。

最後に、「読み書きの速度」もチェックしておきましょう。動画編集など、大きなデータを読み書きする場合は、読み書き速度が速い方が作業がスムーズに進みます。SSD(ソリッドステートドライブ)や高速タイプのUSBメモリは、読み書き速度が速いため、快適に作業したい方におすすめです。

これらのポイントを踏まえ、自分の使い方に合った外部記憶装置を選んでみてください。

外部記憶装置の種類 メリット デメリット おすすめの使い方
HDD
(ハードディスクドライブ)
・比較的安価
・大容量のデータを保存できる
・衝撃に弱い ・家族写真の保存
・仕事の資料保管
USBメモリ
SDカード
・小型軽量
・持ち運びやすい
・パソコンやスマートフォンなど様々な機器に接続できる
・旅行に持っていく
・ポケットに入れて持ち運びたい
SSD
(ソリッドステートドライブ)
・読み書き速度が速い ・高価 ・動画編集など、大きなデータを読み書きする

データのバックアップ先としても重要

データのバックアップ先としても重要

– データのバックアップ先としても重要

パソコンなどの電子機器には、データを保管しておく場所として、機器本体の中に組み込まれている記憶装置と、外部に接続して使う記憶装置の二種類があります。 外部記憶装置は、データの持ち運びに便利なだけでなく、もう一つ重要な役割を担っています。それは、万が一のトラブルに備えてデータの複製を保存しておく、データのバックアップ先としての役割です。

パソコン本体や内蔵されている記憶装置が故障したり、操作を誤ってしまったりした場合、保存されていたデータが全て消失してしまうことがあります。もしもそれが、仕事で作成した重要な書類や、長い時間をかけて編集した写真データだったらと考えると、とても恐ろしいことです。

そのような事態を防ぐために、大切なデータは外部記憶装置にもバックアップを取っておくことをお勧めします。バックアップの方法としては、定期的にデータを外部記憶装置に複製する方法や、自動でバックアップを実行してくれる専用のソフトウェアを利用する方法などがあります。

外部記憶装置にデータをバックアップしておくことで、もしもの時でも大切なデータを失わずに済みます。安心安全にデータを管理するためにも、外部記憶装置を有効活用しましょう。

種類 説明 メリット デメリット
内蔵記憶装置 機器本体に組み込まれている記憶装置 高速なデータアクセス
機器の小型化に貢献
故障時にデータが失われるリスクが高い
容量が限られる場合がある
外部記憶装置 機器外部に接続して使用する記憶装置 データの持ち運びが容易
データのバックアップ先として利用可能
容量を増設しやすい
データアクセス速度が内蔵記憶装置より遅い場合がある
機器を接続する必要があるため、持ち運びがやや面倒
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