オブジェクト指向

プログラミング

オブジェクト指向:ソフトウェア開発を効率化する考え方

- オブジェクト指向とはオブジェクト指向とは、ソフトウェア開発の設計思想や手法の一つで、現実世界を模倣するようにプログラムを構築していく考え方です。従来の手続き型プログラミングでは、プログラムは処理の手順を順番に記述していくものでした。これは、料理のレシピのように、材料と手順を順番に書いていくイメージです。一方、オブジェクト指向では、プログラムを「オブジェクト」という単位で組み立てていきます。オブジェクトは、現実世界における物や概念をモデル化したものと考えることができます。例えば、顧客管理システムを開発する場合、「顧客」というオブジェクトを定義します。この「顧客」オブジェクトには、顧客の名前や住所、購入履歴といったデータだけでなく、顧客情報の新規登録や変更、削除といった処理も含まれます。このように、データとそのデータを扱う処理をひとまとめにすることで、プログラムが見やすく、管理しやすくなるという利点があります。オブジェクト指向は、プログラムを部品のように組み立てていくことができるため、開発効率の向上や、プログラムの再利用性の向上といったメリットも期待できます。そのため、今日では多くのソフトウェア開発でオブジェクト指向の考え方が取り入れられています。
プログラミング

C++入門:基礎からオブジェクト指向まで

- C++とはC++は、今からおよそ40年前の1980年代初頭にベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップによって開発された汎用プログラミング言語です。 C++という名前は、C言語の進化形という意味が込められており、実際にC言語を拡張した言語として誕生しました。そのため、C言語の持つプログラムの実行速度の速さやコンピュータの資源を効率的に使えるという利点を引き継いでいます。C++は効率性と柔軟性を兼ね備えている点が評価され、オペレーティングシステム、ゲーム開発、組み込みシステム、機械学習など、多岐にわたる分野で利用されています。例えば、私たちが普段使用しているパソコンやスマートフォンのOS、あるいは、リアリティ溢れる映像で人気のゲームなど、幅広い分野でC++は活躍しています。C++の特徴として、手続き型プログラミングとオブジェクト指向プログラミングの両方に対応している点が挙げられます。手続き型プログラミングとは、プログラムを手順を踏んで記述していく方法で、一方、オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムをモノにたとえて組み立てていく方法です。C++はこれらの両方の特徴を併せ持つため、開発者は開発するシステムの規模や目的に合わせて、柔軟にプログラミングを選択することができます。
プログラミング

C++入門:基礎からオブジェクト指向まで

- C++とはC++は、今から約40年前に誕生した、様々な用途に使えるプログラミング言語です。誕生以来、その処理速度の速さと、柔軟な設計ができる点から、多くの開発者に愛用されています。例えば、普段私たちが何気なく使っているパソコンやスマートフォンの基本ソフト、ゲームソフト、家電製品に組み込まれている制御プログラムなど、多岐にわたる分野でC++は活躍しています。C++は、それより少し前に作られたC言語というプログラミング言語を進化させたものとして知られています。C言語は、プログラムを手順を踏んで順番に実行していくという、伝統的な書き方が得意な言語でした。一方、C++は、プログラムを部品を組み合わせて作るという、より現代的で効率的な書き方もできるようになっています。このように、C++は古い書き方と新しい書き方の両方に対応しているため、幅広い開発者のニーズに応えることができるのです。
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システム開発を変える、OOの力

- OOって、何?OOとは、「オブジェクト指向」の略称です。これは、複雑なシステムを、まるでパズルのように、独立性の高い「オブジェクト」という単位に分割して設計・開発していく手法です。従来のプログラミングでは、プログラムは処理の手順を順番に記述していくものでした。しかし、オブジェクト指向では、データとそのデータを扱う処理をひとまとめにした「オブジェクト」を基本単位として考えます。それぞれのオブジェクトは、あたかも独立した部品のように、独自のデータと処理を持ち合わせています。そして、オブジェクト同士はメッセージをやり取りすることで連携し、システム全体を構築していきます。例えば、銀行の預金システムをオブジェクト指向で開発するとします。この場合、「口座」というオブジェクトを考え、残高の確認や入出金の処理といった、口座に関するデータと処理をその中に組み込みます。このように、オブジェクト指向では、従来の手法に比べて、システムの構造を理解しやすく、変更や修正にも柔軟に対応できるという利点があります。また、一度作成したオブジェクトは、他のシステムでも再利用することができるため、開発効率の向上も期待できます。