カラースペース

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YUVカラースペース:色の表現方法

- YUVカラースペースとはYUVカラースペースは、色を表現する一つの方法で、「YCbCr」とも呼ばれています。主にヨーロッパで開発され、アナログテレビ放送やデジタルビデオの記録・伝送などに広く使われてきました。 YUVカラースペースの特徴は、明るさを表す「Y」信号と、色差を表す「U」信号と「V」信号に分けて色を表現することです。人間の目は色の違いよりも明るさの変化に敏感なため、YUVカラースペースでは明るさを表す「Y」信号に多くの情報量を割り当てています。一方、色差を表す「U」「V」信号の情報量は、人間の目の特性に合わせて削減されます。 このように、YUVカラースペースは人間の視覚特性に合わせた表現方法を採用することで、色の情報を効率的に圧縮することを可能にしています。そのため、データ量を抑えながら、高画質の映像を記録・伝送することができます。 YUVカラースペースは、RGBカラースペースと相互に変換することができます。RGBカラースペースは、赤、緑、青の光の三原色を組み合わせて色を表現する方法で、主にコンピュータやディスプレイなどで使われています。YUVカラースペースとRGBカラースペースは、それぞれ異なる用途や特性を持っているため、状況に応じて使い分けることが重要です。
その他

色の表現方法:RGBカラースペース

私たちは普段、身の回りにある様々なものを目で見て、その色を認識しています。では、私たちはどうやって色を見ているのでしょうか? 物は光を反射する性質があり、私たちはその反射した光が目に入ってくることで色を感じ取っています。 例えば、赤いリンゴは太陽や電灯の光を受けて、その光のうち赤い波長だけを反射し、残りの波長の光を吸収します。すると、私たちの目はその反射された赤い光を捉え、リンゴが赤いと認識するのです。 では、その光はどのようにして作られているのでしょうか? 実は、私たちが見ている光は、様々な色が混ざり合ってできています。 コンピューターやテレビなどで色を表現する際に用いられるRGBカラースペースという考え方があります。これは、光の基本となる3つの色、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)を混ぜ合わせることで、あらゆる色を表現しようとするものです。 この3色は光の三原色と呼ばれ、それぞれ異なる波長を持っています。 光の三原色を混ぜ合わせることで、黄色やシアン、マゼンタなど、様々な色を作り出すことができます。さらに、3色全てを同じ割合で混ぜると、光は白く見えます。 また、3色全てを混ぜなかった場合は、黒く見えます。