時代を築いたゲーム機:プレイステーション
1994年、ゲーム業界に革命を起こす画期的な出来事が起こりました。ソニー・コンピュータエンタテインメントから、全く新しいコンセプトを持つ家庭用ゲーム機「プレイステーション」が発売されたのです。愛称は「プレステ」。当時、スーパーファミコンを筆頭に、ゲームソフトをカートリッジに記録する方式が主流でしたが、プレステは大胆にも音楽CDと同じ仕組みのCD-ROMを採用しました。この革新的な試みによって、従来のカートリッジ型ゲーム機では不可能だった大容量のゲームソフト開発が可能となりました。その結果、ゲーム開発者はより美しいグラフィックや複雑なストーリー、臨場感あふれる音楽をゲームに取り入れることができるようになり、プレイヤーはかつてないほど深く、美しいゲーム体験に熱中することになったのです。プレステの登場は、ゲーム業界の勢力図を塗り替えるとともに、家庭用ゲーム機の未来を大きく変えました。そして、その後も進化を続け、世界中のゲームファンに愛される存在へと成長していくことになります。