フリーソフトウエアとは?
- フリーソフトウエアの定義
多くの人が誤解していますが、フリーソフトウエアとは、無料で利用できるソフトウエアのことだけを指すのではありません。
確かに、多くのフリーソフトウエアは無償で手に入れることができます。
しかし、重要なのは、ソースコードと呼ばれる、ソフトウエアの設計図に当たるものが公開されていて、誰でも自由にそのソフトウエアを改変したり、修正したり、再配布したりすることが認められているという点です。
例えば、あるフリーソフトウエアに新しい機能を追加したいと思ったとします。
もし、それがフリーソフトウエアであれば、ソースコードを手に入れて、自分で機能を追加し、それを再配布することが可能です。
これは、従来のソフトウエアのように、開発者だけがソフトウエアの中身を自由にできるという制限がないことを意味します。
このような自由は、開発者が著作権を保持しながらも、利用者に一定の自由を保障するという、コピーレフトという考え方に基づいています。
フリーソフトウエアは、単に無料であるだけでなく、利用者自身がソフトウエアを自由に扱えるという点で、画期的なものと言えるでしょう。