コンピューターアート

- ASCIIアートとはASCIIアートとは、パソコンの画面上に文字や記号を並べて、絵や図形などを表現する技法のことです。アルファベットや数字、記号といった、コンピューターで扱うことができる基本的な文字のみを用いて作品を作り上げます。身近な例では、顔文字（^_^）などもASCIIアートの一種と言えるでしょう。一見すると、単純な文字の羅列のように見えますが、作者の創意工夫によって、驚くほど精巧で個性的な作品が生まれます。陰影や濃淡を表現するために、文字の種類や密度を調整したり、記号を組み合わせることで、図形や模様を描いたりします。かつては、パソコンの性能が限られていた時代、画像を表示することが難しかったため、ASCIIアートが広く楽しまれていました。現在では、画像表示技術の発展により、写真のように精細な画像を容易に扱うことができるようになりました。しかし、ASCIIアートは、そのシンプルさゆえの表現力や懐かしさ、そして作者の創意工夫が感じられるアートとして、今でも多くの人々に愛されています。