ジョブ

プログラミング

コンピューターへの仕事の依頼方法:ジョブとは?

私たちが普段何気なく使っているコンピューターですが、実際には様々な指示を出すことで、初めてその機能を発揮します。コンピューターに仕事をさせるためには、コンピューターが理解できる言葉で、正確に指示を与える必要があります。しかし、もしも一つ一つの作業をバラバラに指示しなければならないとしたら、それはとても大変な作業になってしまいます。例えば、文章を作成して保存するという単純な作業だけでも、「文字を入力する」「文字の大きさを変更する」「保存する」など、多くの細かい指示が必要となります。 そこで登場するのが「ジョブ」という考え方です。ジョブとは、複数の処理をまとめて一つの単位にしたものを指します。例えば、「音楽ファイルを再生する」というジョブを考えてみましょう。このジョブには、「ファイルの読み込み」「音声データへの変換」「スピーカーへの出力」など、多くの処理が含まれていますが、ユーザーはこれらの処理を一つずつ指示する必要はありません。「音楽ファイルを再生する」というジョブを実行するように指示すれば、コンピューターが内部で必要な処理を全て自動的に行ってくれます。このように、「ジョブ」という単位で処理をまとめることで、コンピューターへの指示は格段に分かりやすく、そして簡単になるのです。