ハードディスクを使いこなす:論理フォーマットとは?
情報を保存しておく装置、例えばハードディスクなどを、実際に利用できるようにするためには、いくつかの準備が必要です。その準備の一つに論理フォーマットというものがあります。
ハードディスクを建物に例えてみましょう。建物にはたくさんの部屋があり、そこにデータという住人を住まわせることができます。しかし、ただ部屋があるだけでは、どの部屋にどの住人が住んでいるのか分からず、目的のデータを見つけることはできません。
そこで、論理フォーマットの出番です。論理フォーマットとは、それぞれの部屋に番地を割り振るようなものです。この番地のことを「アドレス」と呼びます。各部屋にアドレスが割り振られることで、どのデータがどの場所に保存されているのかが明確になり、目的のデータに効率的にアクセスできるようになります。
このように、論理フォーマットは、ハードディスクなどの記憶装置を有効活用するために必要不可欠なプロセスと言えるでしょう。