ソースコード

プログラミング

オブジェクトコード:プログラムの翻訳結果

私たちが日々触れ合うコンピューターは、実は人間が使う言葉とは全く異なる言葉を理解しています。コンピューターが理解できるのは、0と1の組み合わせで表現される「機械語」と呼ばれる言葉だけです。 一方、人間がプログラムを書く際に使うのは、人間にとって理解しやすいように設計された「プログラミング言語」です。しかし、コンピューターはこのプログラミング言語をそのままでは理解できません。 そこで登場するのが、「コンパイラ」や「アセンブラ」といったソフトウェアです。これらのソフトウェアは、人間が書いたプログラミング言語で書かれたプログラムを、コンピューターが理解できる機械語へと変換する役割を担っています。 このように、普段何気なく使っているプログラムの裏では、人間とコンピューターの言葉の違いを埋めるための重要なプロセスがひっそりと行われているのです。
ソフトウェア

データ検証の重要性:Verifyとは?

- データの書き込みと検証DVD-RやCD-Rなどの光学メディアは、一度データを書き込むと書き換えができないものが多くあります。そのため、書き込んだデータが正しく記録されているかを確認する作業は非常に重要です。この確認作業こそが「ベリファイ」と呼ばれるものです。ベリファイでは、書き込みが完了したデータを読み込み、元データと照らし合わせることで、データの書き込みが正しく行われたかを検証します。 もし、書き込み中にエラーが発生していた場合、記録されたデータと元データに差異が生じます。 ベリファイはこの差異を検出することで、エラーの発生を知らせてくれます。ベリファイは、大切なデータを記録する際には必ず行うべき作業と言えるでしょう。 例えば、仕事の重要なファイルや思い出の写真などを光学メディアに保存する場合、ベリファイを行うことで、データが破損することなく、後から正しく読み込めることを保証できます。万が一、ベリファイでエラーが検出された場合は、再度書き込み直す必要があります。書き込みエラーの原因としては、メディアの汚れや傷、書き込みドライブの性能などが考えられます。書き込み直してもエラーが解消されない場合は、別のメディアやドライブを使用してみるのも一つの方法です。このように、ベリファイはデータの書き込みにおいて非常に重要な役割を担っています。 光学メディアにデータを書き込む際には、必ずベリファイを行い、大切なデータを守りましょう。
プログラミング

プログラムリスト:ソースコードを紙に印刷したもの?

- プログラムリストとは プログラムリストとは、コンピュータープログラムの命令を人間が理解できる言葉で書いたものを、紙や画面に表示したものです。これは、コンピューターへの命令書であるソースコードを、私たちが読み書きしやすいようにまとめたものと言えます。 コンピューターは、0と1の数字の羅列である機械語しか理解できません。しかし、人間が直接機械語でプログラムを作るのは非常に困難です。そこで、人間が理解しやすいプログラミング言語を使ってプログラムを作り、それをコンピューターが理解できる機械語に変換する必要があります。この、人間が書いたプログラムの元となるものがソースコードであり、プログラムリストは、そのソースコードを分かりやすくまとめたものなのです。 かつて、コンピューターにプログラムを読み込ませるためには、紙テープやパンチカードが使われていました。その時代には、プログラムの内容を紙に打ち出して確認する必要があり、プログラムリストはプログラム開発に欠かせないものでした。 現在では、コンピューターの性能向上により、画面上で直接プログラムを修正できるようになりました。そのため、紙に印刷したプログラムリストが使われる機会は少なくなりました。しかし、プログラムの全体像を把握したり、複雑な処理を理解したりする際には、今でもプログラムリストが役立つことがあります。
プログラミング

プログラマーの仕事内容とは?

- プログラムを作る人 「プログラムを作る人」といえば、プログラマーのことです。コンピューターは、テレビや冷蔵庫のように、電源を入れただけで自動的に何かをしてくれるわけではありません。人間が指示した通りにしか動くことができないのです。では、どのように指示を出せば、コンピューターは私たちの思い通りに動いてくれるのでしょうか? そのために必要なのが、「プログラム」です。プログラムとは、コンピューターへの指示を、コンピューターが理解できる言葉で書いたもののことです。この言葉は「プログラミング言語」と呼ばれ、人間が使う言葉とは全く異なる、特別なものです。 プログラマーは、このプログラミング言語を用いて、コンピューターへの指示を一つ一つ記述し、プログラムを作り上げていきます。ウェブサイトを見たり、ゲームをしたり、表計算ソフトを使ったりと、私たちが普段何気なく使っているコンピューターのあらゆる動作は、プログラマーが書いたプログラムによって制御されているのです。 つまりプログラマーは、コンピューターに命を吹き込み、私たちが快適に生活できる便利な道具を生み出す、いわば「現代の魔法使い」と言えるかもしれません。
ソフトウェア

プログラムを解析!逆コンパイラの役割と仕組み

- 逆コンパイラとは私たちが普段パソコンやスマートフォンで使うアプリケーションは、実はその裏側でコンピュータにわかる言葉に翻訳されています。この翻訳作業を「コンパイル」と呼び、翻訳を行うためのツールを「コンパイラ」と言います。人間が理解しやすい言葉で書かれたプログラムを「ソースコード」と呼びますが、コンパイラはこのソースコードをコンピュータが理解できる「機械語」に変換します。「逆コンパイラ」は、このコンパイルという過程を逆向きに行うためのツールです。つまり、機械語で書かれたプログラムを、人間にも理解しやすい形に翻訳し直します。ただし、完全に元のソースコードと同じ状態に戻せるわけではありません。逆コンパイラを使う目的は様々ですが、例えば、* ソースコードを紛失してしまった古いプログラムを解析し、修正や機能追加などを行うため* マルウェアの解析を行い、その動作を理解し、セキュリティ対策に役立てるため* 競合製品の技術を分析するためなどが挙げられます。逆コンパイラは便利な反面、使い方によっては著作権の侵害やセキュリティ上の問題を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
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コーディング:コンピュータと対話する技術

- コーディングとは何か私たち人間は、日本語や英語などの言葉を使って考えや気持ちを伝え合います。同じように、コンピュータにも理解できる言葉があり、それを「プログラミング言語」と呼びます。コンピュータは、このプログラミング言語で書かれた指示に従って様々な動作を行います。コーディングとは、まさにこのプログラミング言語を使って、コンピュータにさせたいことを指示する文書を作成することを指します。この指示書のことを「ソースコード」あるいは単に「コード」と呼びます。人間が書いたソースコードは、そのままではコンピュータには理解できません。そこで、「コンパイラ」あるいは「インタプリタ」と呼ばれる特別なプログラムが、ソースコードをコンピュータが理解できる言葉に変換します。コーディングは、コンピュータゲームやスマートフォンアプリ、ウェブサイトなど、現代社会における様々な技術の基盤となっています。プログラミング言語の種類は多く、それぞれに特徴や用途が異なります。コーディングを学ぶことは、コンピュータの仕組みへの理解を深め、論理的思考力を養う上で役立ちます。また、自分のアイデアを形にするための強力な手段を手に入れることにも繋がります。
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手軽に始められる!インタープリター言語の魅力

私たちが普段使用するコンピュータープログラムは、人間が書いたプログラムをコンピューターが理解できる形に変換することで動作しています。この変換方法の違いによって、プログラムの実行方式は大きく二つに分かれます。 一つは、プログラムを実行する前に、プログラム全体をコンピューターが直接理解できる言葉に変換してしまう方式です。この方式は、まるで翻訳者が事前に文章全体を翻訳してしまうように、プログラムを実行する前にすべての準備を終えてしまいます。そのため、プログラムの実行速度が速いというメリットがあります。しかし、プログラムを変更するたびに翻訳し直す必要があり、その分時間がかかってしまうというデメリットもあります。 もう一つは、プログラムを実行しながら、必要な部分を一行ずつコンピューターが理解できる言葉に変換していく方式です。こちらは、同時通訳者が話しながら逐次翻訳していくように、プログラムの動作中に変換を行います。この方式は、プログラムを変更してもすぐに実行できるというメリットがあります。しかし、実行中に変換作業が発生するため、プログラムの実行速度が遅くなってしまうというデメリットもあります。 このように、プログラムの実行方式にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。そのため、プログラムの開発目的や用途に合わせて最適な方式を選択することが重要です。
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コンパイルエラー:プログラム作成の壁

- プログラム作成の基礎 私達が普段使っている言葉は、コンピュータには理解できません。コンピュータは、機械語と呼ばれる、数字の羅列で出来た言葉しか理解できないのです。 そこで、人間が理解できる言葉でコンピュータへの指示を書き、それを機械語に翻訳する必要があります。この翻訳作業をコンパイルと呼びます。 コンパイルは、人間とコンピュータの橋渡しをする、プログラム実行において非常に重要なプロセスと言えます。 プログラミング言語には、様々な種類が存在します。それぞれ特徴や得意な分野が異なり、目的に合わせて使い分ける必要があります。 プログラミングは、コンピュータへの指示を記述する作業です。 論理的な思考力や問題解決能力を養うことができると注目されています。
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コンパイルとは? プログラム実行の仕組みを解説

私たちが普段、書類作成やインターネット閲覧など、様々な用途で何気なく使っているコンピュータ。実は、そのコンピュータを動かすために、「プログラム」と呼ばれる命令の集まりが欠かせません。コンピュータは、人間が理解できる言葉ではなく、0と1の組み合わせで表現される機械語しか理解できません。そこで、人間が理解しやすい形で書かれたプログラムを、コンピュータが理解できる機械語に変換する必要があります。この変換作業を「コンパイル」と呼びます。 コンパイルは、人間がプログラミング言語を使って書いた「ソースコード」を、「オブジェクトコード」と呼ばれる機械語に変換する作業です。このオブジェクトコードは、コンピュータの頭脳であるCPUが直接理解し、実行できる命令の列で構成されています。つまり、コンパイルは、人間とコンピュータの橋渡し役を担っていると言えるでしょう。 例えるなら、日本語で書かれた小説を英語に翻訳する作業に似ています。翻訳者が日本語を理解し、それを英語で表現することで、英語圏の人々がその小説を楽しめるようになります。同様に、コンパイラと呼ばれる特別なプログラムが、人間が書いたソースコードをコンピュータが理解できる機械語に翻訳することで、コンピュータはプログラムを実行できるようになるのです。
プログラミング

コンパイラー言語:機械語への翻訳者

コンピューターの世界には、用途や目的ごとに様々な種類のプログラミング言語が存在します。これらの言語は、大きく「低級言語」と「高級言語」の二つに分類されます。 低級言語は、機械語やアセンブリ言語などが挙げられます。これらの言語は、コンピューターの内部構造に近い表現を用いるため、人間にとっては理解しにくいという側面があります。しかし、コンピューターが直接理解できる言葉で記述されているため、処理速度が速いという利点があります。主に、処理速度が求められるシステムやハードウェア制御などに利用されます。 一方、高級言語は、人間にとって理解しやすいように設計された言語です。JavaやPython、Rubyなどが代表的な例として挙げられます。これらの言語は、英語に近い文法や記号を用いることで、プログラマーがより直感的にプログラムを記述することを可能にしています。そのため、開発効率が高く、大規模なシステム開発にも適しています。 高級言語は、さらに「コンパイラ言語」と「インタプリタ言語」に分類されます。コンパイラ言語は、プログラムを実行する前に、ソースコード全体を機械語に変換する必要があります。この変換作業を行うソフトウェアを「コンパイラ」と呼びます。一方、インタプリタ言語は、プログラムを実行する際に、ソースコードを一行ずつ機械語に変換しながら実行します。 このように、プログラミング言語は種類によって特徴や用途が異なります。それぞれの言語の特性を理解した上で、開発するシステムやアプリケーションに最適な言語を選択することが重要です。
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プログラムの翻訳者:コンパイラ

私たち人間が普段使っている日本語や英語のように、コンピューターにも独自の言葉があります。それは「機械語」と呼ばれるもので、0と1の二つの数字の組み合わせだけで表現されています。しかし、この機械語は人間にとってはとても難解で、理解するのが困難です。 そこで、人間が理解しやすいように作られたのがプログラミング言語です。プログラミング言語は、英語のような単語や記号を使って、コンピューターにさせたい動作を順番に指示していくための言葉です。 しかし、コンピューターはプログラミング言語をそのままでは理解することができません。そこで登場するのが「コンパイラ」です。コンパイラは、プログラミング言語で書かれたプログラムを、コンピューターが理解できる機械語に翻訳する役割を担っています。 人間が日本語を英語に翻訳するように、コンパイラはプログラミング言語を機械語に変換してくれるのです。 このように、私たちが普段何気なく使っているコンピューターやスマートフォンなどの電子機器は、プログラミング言語とコンパイラによって支えられています。これらの技術のおかげで、私たちは複雑なプログラムを簡単に実行し、便利なデジタル社会を享受できているのです。
プログラミング

コメントアウトを使いこなそう

プログラムを作る作業では、コードの一部を一時的に使えなくしたい場合があります。例えば、ある機能がうまく動かない時、その部分だけを使えなくして動作確認をすることがあります。また、後で見返せるように、過去のコードを残しておきたい場合にも、コードを無効化する技術は役立ちます。 コードを無効化する方法として、コメントアウトという技術があります。コメントアウトとは、コードの一部をプログラムとして認識されないようにする技術です。コメントアウトした部分はプログラムの実行には影響を与えません。 コメントアウトを使うと、コードの意味や目的をはっきりさせることができ、プログラムが見やすくなります。また、後からコードを有効化したい場合にも、コメントアウトを外すだけで簡単に元に戻すことができます。 コメントアウトは、プログラミング言語によって書き方が異なります。多くの言語では、「//」や「#」などの記号を使ってコメントアウトします。 コメントアウトは、プログラム開発において非常に便利な機能です。コードを無効化したい場合や、コードの説明を追加したい場合には、ぜひ活用してみてください。
ソフトウェア

テキストエディタ:文章作成の必需品

- テキストエディタとはコンピュータ上で文章を作成したり編集したりする際に欠かせないのが、テキストエディタです。 これは、文字情報のみを含むテキストファイルを扱うためのアプリケーションソフトウェアです。文字の入力、削除、コピー、貼り付けといった基本的な編集機能は当然備わっています。さらに、効率的に文章を作成する上で役立つ様々な機能が搭載されています。例えば、文章中の特定の語句を素早く見つけ出す検索機能や、複数の箇所で使われている同じ語句を一括で変更できる置換機能は、文章の修正や加筆に役立ちます。また、プログラミングを行う際に便利な機能として、プログラミング言語に合わせて自動で色分け表示を行うシンタックスハイライト機能や、閉じ忘れを防止するための括弧の自動補完機能などもあります。テキストエディタは、大きく分けて2つの種類に分けられます。1つは、メモ帳のようにシンプルな機能のみを搭載したテキストエディタです。もう1つは、上記のような便利な機能が豊富に搭載された高機能なテキストエディタです。どちらのテキストエディタも、それぞれの用途に合わせて使い分けることで、より快適に文章作成を進めることができます。
プログラミング

原始プログラム – ソフトウェアの設計図

私たちの日常生活は、気がつけばコンピュータプログラムに囲まれています。スマートフォン、家電製品、自動車、そしてインターネット上での様々なサービス。これらの陰には、目には見えないソフトウェアが休むことなく動き続けています。では、このソフトウェアは一体どのようにして動作しているのでしょうか?その秘密は、まさに心臓部とも言える「原始プログラム」、別名「ソースコード」にあります。 原始プログラムは、人間がコンピュータに指示を出すための特別な言葉、「プログラミング言語」を使って書かれています。この言葉は、人間にとって理解しやすいように設計されていると同時に、コンピュータにも正確に意味を伝えることができます。つまり、原始プログラムは人間とコンピュータをつなぐ、重要な役割を担っているのです。 人間が設計図をもとに家を建てるように、コンピュータは原始プログラムをもとにソフトウェアを動かします。原始プログラムには、ソフトウェアがどのように動作すべきか、どのような計算を行い、どのような結果を表示するか、といった詳細な指示が事細かに書き込まれています。コンピュータはこの指示を一行ずつ読み取り、解釈することで、私たちが普段何気なく利用しているソフトウェアの機能を実現しているのです。 原始プログラムは、ソフトウェア開発者によって書かれ、改良され続けています。それはまるで、ソフトウェアに命を吹き込む作業と言えるでしょう。そして、私たちが快適で便利な生活を送る上で、この原始プログラムと、それを生み出す開発者たちの存在は、決して欠かすことができません。
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逆コンパイルとは?プログラムの中身を覗いてみよう!

- 逆コンパイルとは 私たちが普段パソコンやスマートフォンで利用しているアプリケーションやソフトウェアは、実は人間には理解しにくい機械語と呼ばれる言葉で書かれています。機械語は、コンピュータが直接理解できる言葉ですが、私たち人間にとっては暗号のようにしか見えません。 そこで登場するのが「逆コンパイル」という技術です。逆コンパイルとは、機械語で書かれたプログラムを、人間が理解しやすいプログラミング言語に翻訳することを指します。 例えるなら、機械語で書かれたプログラムは、外国語で書かれた本のようなものです。逆コンパイルは、この外国語の本を日本語に翻訳する作業に似ています。翻訳によって、本の内容を理解できるようになるのと同じように、逆コンパイルによって、プログラムの構造や動作を解析することが可能になります。 逆コンパイルは、ソフトウェアの開発やセキュリティの分野などで幅広く活用されています。例えば、古いソフトウェアの動作を解析して改良を加えたり、マルウェアと呼ばれる悪意のあるプログラムの解析に役立てたりします。 しかし、逆コンパイルは著作権に抵触する可能性もあるため、利用する際には注意が必要です。
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逆コンパイラー:プログラムの設計図を覗き見る

私たちが普段何気なく使っているパソコンやスマートフォン。これらの機器の中で動いているプログラムは、実は人間が直接理解できる言葉で書かれているわけではありません。コンピューターが理解できる言葉、それが機械語です。 機械語は「0」と「1」の羅列で表されます。これは、コンピューター内部の電子回路が、電気が流れている状態「1」と流れていない状態「0」の二進法で情報を処理しているためです。しかし、この「0」と「1」の羅列は、人間にとっては暗号のようにしか見えず、そのままでは意味を理解することができません。そのため、機械語で書かれたプログラムを直接理解することは非常に困難なのです。 では、私たちはどうやってコンピュータープログラムを作成しているのでしょうか? 実は、人間が理解しやすいように作られたプログラミング言語を使ってプログラムを作成し、それを機械語に変換することでコンピューターに指示を与えているのです。プログラミング言語には様々な種類がありますが、いずれも人間が理解しやすい言葉や記号を使ってプログラムを記述することができます。 このように、機械語は人間にとって理解しにくいものですが、コンピューターと人間をつなぐ重要な役割を担っています。私たちが普段使っている様々なデジタル機器は、機械語によって動いていることを知っておくと、より一層技術の進歩に感謝の気持ちを抱くことができるかもしれません。
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逆アセンブル:機械語を解読する技術

コンピュータは、電流のオンとオフで表現される0と1の組み合わせだけで情報を処理します。この0と1の羅列は「機械語」と呼ばれ、コンピュータが直接理解できる言葉です。しかし、人間にとって、この機械語は暗号のようにしか見えず、書いたり読んだりすることは非常に困難です。 そこで登場するのが「アセンブリ言語」です。アセンブリ言語は、機械語の命令を人間にもわかりやすい記号や英単語に置き換えたものです。例えば、機械語で「10110000」と表現される命令は、アセンブリ言語では「MOV」と表現されます。このように、アセンブリ言語は機械語と1対1に対応しており、機械語よりも人間が理解しやすい形でプログラムを記述することができます。 「逆アセンブル」は、機械語で書かれたプログラムをアセンブリ言語に変換する作業のことです。プログラムの解析や修正を行う際に、人間が理解しやすいアセンブリ言語に変換することで、作業効率を大幅に向上させることができます。逆アセンブルは、セキュリティソフトの開発やマルウェア解析など、様々な場面で活用されています。
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逆アセンブラー:機械語を解読する翻訳ソフト

- 逆アセンブラーとは コンピューターは、0と1の羅列で表現される機械語と呼ばれる言葉しか理解できません。しかし、人間にとってこの機械語を直接理解することは非常に困難です。そこで、人間が理解しやすいように、機械語に対応したアセンブリ言語が使われます。 逆アセンブラーは、機械語で書かれたプログラムを、人間にとって分かりやすいアセンブリ言語に変換するソフトウェアです。アセンブリ言語は、機械語と一対一に対応しているため、プログラムの動作を詳細に解析することができます。 例えば、プログラムの動作不良の原因を突き止めたい場合などに、逆アセンブラーを用いることで、プログラムがどのように動いているのかを一つ一つの命令レベルで確認することができます。 ただし、逆アセンブラーで出力されるアセンブリ言語は、あくまで機械語を人間が理解しやすい形に変換しただけのものであり、元のプログラムのソースコードと全く同じになるわけではありません。コメントなどの情報も失われているため、逆アセンブルした結果を理解するには、アセンブリ言語やコンピューターの仕組みに関する知識が必要となります。
プログラミング

再コンパイル:プログラムの変更を適用するプロセス

私たちが普段、パソコン上で文章を作成したり、表計算ソフトで計算を行ったりする際には、画面上に表示される分かりやすい形で指示やデータを入力します。しかし、コンピュータはこれらの指示やデータをそのまま理解することはできません。 コンピュータが理解できる言葉は、機械語と呼ばれる特別な言葉だけです。 プログラムを作る、つまりコンピュータに実行させたい処理を指示する際にも、私たちは人間にとって理解しやすいプログラミング言語を用います。このプログラミング言語で書かれた指示は、そのままではコンピュータには理解できません。そこで、プログラミング言語で書かれた指示を、コンピュータが理解できる機械語へと翻訳する作業が必要となります。この翻訳作業をコンパイルと呼びます。 プログラムを作成する過程では、誤りを修正したり、新しい機能を追加したりするなど、プログラムの内容を変更することが頻繁に起こります。プログラムに変更を加えた場合、変更した内容をコンピュータに正しく理解させるためには、再度コンパイルを行う必要があります。これが、再コンパイルと呼ばれる作業です。再コンパイルを行うことで、変更を加えたプログラムを、コンピュータが実行できる形に変換することができます。
プログラミング

ソースプログラムとは?

私たちが普段使っているパソコンやスマートフォン。これらの機器の中で様々な指示をこなし、便利な機能を実現させているのが「プログラム」です。では、このプログラムはどのようにして作られているのでしょうか? プログラムを作るには、まず設計図のようなものを作る必要があります。その設計図に当たるのが「ソースコード」と呼ばれるものです。ソースコードは、人間にも理解できる特別な言葉を使って書かれます。この言葉は「プログラミング言語」と呼ばれ、日本語や英語のように様々な種類が存在します。 プログラミング言語は、私たちが普段使っている言葉よりも厳密なルールで決められています。これは、コンピュータが正しく理解し、指示通りに動くようにするためです。 このソースコードは、「ソースプログラム」と呼ばれることもあります。つまり、ソースコードとソースプログラムはどちらもプログラムの元になる設計図を指す言葉で、同じ意味として使われています。
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ソースファイル:プログラムの設計図

私たちはコンピュータに様々な作業をさせるために、プログラムと呼ばれる指示書を作成します。この指示書は、コンピュータが直接理解できる言葉ではなく、人間が理解しやすいプログラミング言語を使って記述されます。この、人間が書いた設計図のようなものがソースコードと呼ばれるものであり、ソースコードをコンピュータに保存したものがソースファイルです。 私たちがキーボードを使って入力した命令は、このソースコードとしてファイルに保存されていきます。ソースコードは、いわばコンピュータへの指示を書き込んだ設計図と言えるでしょう。しかし、コンピュータは、この設計図をそのまま理解することはできません。そこで、このソースコードをコンピュータが理解できる言葉に変換する必要があります。この変換作業は、コンパイラやインタプリタと呼ばれる特別なプログラムによって行われます。 このように、ソースコードは、私たちとコンピュータの間を取り持つ、重要な役割を担っています。プログラミングを学ぶことは、このソースコードを理解し、思い通りの指示をコンピュータに与える方法を学ぶことと言えるでしょう。
プログラミング

ソースコード:プログラムの設計図

- ソースコードとは ソースコードは、コンピュータープログラムを作るための設計図のようなものです。人間が普段使っている言葉ではなく、コンピューターが理解できる特別な言葉(プログラミング言語)を使って、コンピューターに行わせたい処理を順番に書いていきます。 例えば、「画面に『こんにちは』と表示する」という処理をコンピューターに行わせたい場合、人間はそれを日本語で考えますが、コンピューターに伝えるためにはプログラミング言語で記述する必要があります。この記述がソースコードです。 同様に、「入力された数字を計算する」という処理も、プログラミング言語で記述することで、コンピューターが理解し実行できるようになります。このように、ソースコードはコンピューターへの命令を言葉で書き出したものと言えます。 つまり、私たちが普段使っているソフトウェアやアプリ、ウェブサイトなどは、全てこのソースコードを基に作られています。ソースコードは、コンピューターと人間をつなぐための共通言語と言えるでしょう。
プログラミング

ソースコードって何?

- ソースコードとはコンピュータは、人間が日常的に使う言葉では理解できません。 人間がコンピュータに何か仕事をさせたい場合、コンピュータにも理解できる言葉で指示を出す必要があります。このコンピュータに対する指示書を「プログラム」と呼びます。プログラムを作成するには、コンピュータが理解できる特別な言葉が必要です。この特別な言葉を「プログラミング言語」と呼びます。そして、プログラミング言語を使って書かれたプログラムの文章こそが「ソースコード」なのです。人間にとって、ソースコードは一見すると難解な記号や英単語の羅列のように見えるかもしれません。しかし、プログラミング言語の文法に従って書かれたソースコードは、コンピュータにとっては明確な指示書となります。 コンピュータはこのソースコードを読み込み、書かれた指示通りに処理を実行することで、様々な作業を行います。ソースコードは、コンピュータと人間をつなぐための共通言語と言えるでしょう。人間はソースコードを書くことでコンピュータに指示を出し、コンピュータはソースコードを読み込むことで人間の意図した通りに動作します。
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スクリプト:手軽にプログラムを作る

コンピュータの世界では、決められた処理を自動的に実行してくれる命令書のようなものが欠かせません。その役割を担うのが「スクリプト」です。人間が理解しやすいプログラミング言語を使って記述され、コンピュータに特定の作業を自動的に実行させるための手順書として機能します。 スクリプトは、簡易的なプログラミング言語である「スクリプト言語」を用いて書かれることが一般的です。スクリプト言語は、比較的短い命令を組み合わせることで、複雑な処理を実現できるように設計されています。そのため、プログラミング初心者でも比較的習得しやすく、手軽に自動処理を構築することができます。 具体的な例としては、ウェブサイト上でボタンをクリックした際に、画面遷移やアニメーションなどの特定の動作を実行する処理が挙げられます。また、大量のデータファイルから必要な情報を抽出したり、データの加工や集計を行ったりする作業も、スクリプトによって自動化できます。このように、スクリプトはウェブサイトの表現力や機能性を高めたり、業務の効率化を図ったりする上で非常に役立ちます。