画像の美しさを決める「画素数」
写真やイラストなどのデジタル画像は、小さな点が集まってできています。この点の一つ一つを「画素」と呼びます。そして、画像の中にどれだけ多くの画素が含まれているかを示すのが「画素数」です。
例えば、「1024×768」という数字を見たことがあるでしょうか。これは、この画像の画素数が、横に1024個、縦に768個の画素で構成されていることを表しています。つまり、この画像には合計で786,432個もの画素が使われていることになります。
一般的に、画素数が多いほど、画像はきめ細かく、より美しく滑らかな表現が可能になります。例えば、風景写真であれば、空や海のグラデーション、木々の葉の一枚一枚までもが、より緻密に表現され、まるでその場にいるかのような臨場感を得られるでしょう。
一方、画素数が少ない画像は、少し粗く、場合によってはカクカクとした印象になることもあります。しかし、データ容量は画素数に比例するため、少ない画素数の画像は、軽くて扱いやすいというメリットもあります。