デフラグメンテーション

記憶装置

ハードディスクのデフラグで快適なパソコンライフを

- デフラグとはコンピュータ内の情報を保存する装置を記憶装置と呼びますが、この記憶装置に保存されているファイルの配置を整理整頓することを「デフラグ」と呼びます。 ファイルは、文章や画像、動画など様々なデータを含んでいますが、コンピュータはこれらのファイルを小さな断片に分けて記憶装置に保存しています。ファイルを新規作成したり、既存のファイルを編集して保存する際に、ファイルの大きさが変化することがあります。すると、記憶装置の空き領域に新しいデータが書き込まれ、ファイルの断片が記憶装置のあちこちに散らばった状態になることがあります。これを「ファイルの断片化」と呼びます。断片化が進むと、コンピュータは必要なファイルの断片を探すために、記憶装置の様々な場所を読み込む必要が生じます。その結果、ファイルの読み込みや書き込み、プログラムの実行に時間がかかり、コンピュータ全体の動作が遅くなってしまうことがあります。そこで、デフラグが有効となります。デフラグを行うことで、断片化されたファイルの断片をまとめて整理し、連続した領域に配置し直すことができます。 ファイルの断片化が解消されると、コンピュータは必要なファイルに素早くアクセスできるようになり、結果としてコンピュータ全体の動作速度の改善が期待できます。ただし、近年普及しているSSDのような記憶装置では、デフラグの効果はほとんどありません。むしろ、デフラグによってSSDの寿命を縮めてしまう可能性もあるため、注意が必要です。