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ネット炎上:沈黙の螺旋に陥る前に

- 炎上とは何かインターネットの世界では、時に激しい非難の嵐が吹き荒れることがあります。これを「炎上」と呼びます。誰かの発言や行動に対して、まるで燃え盛る炎のように、批判や中傷が集中する現象です。炎上が起きる舞台となるのは、主に掲示板やブログ、SNSといった誰でも自由に意見を表明できる場所です。誰かの何気ない一言や、企業が発信した情報に対して、不快感を抱いたり、誤りを感じたりした人々が、その場に集まって批判的なコメントを書き込みます。時には、そのコメントを見た第三者がさらに過激な言葉を投げかけ、雪だるま式に批判の声が増幅していくこともあります。炎上の対象となるのは、何も個人だけではありません。企業が発信した広告や商品、サービスに対して、多くの人が倫理的な問題や不適切な表現だと感じれば、たちまち炎上へと発展する可能性があります。企業活動においても、インターネット上の反応には常に気を配り、批判的な意見にも耳を傾ける必要があります。炎上は一度発生すると、瞬く間に広がり、収束までに長い時間を要することも珍しくありません。時には、炎上によって個人が社会的な信用を失ったり、企業が大きな損害を被ったりするケースも発生しています。インターネットを利用する際には、常に責任ある行動を心がけ、炎上という災難に巻き込まれないように注意することが重要です。
セキュリティ

ワンクリック詐欺にご用心!

インターネットを利用していると、身に覚えのない請求画面が突然表示されることがあります。これは悪質な詐欺の可能性があり、注意が必要です。 特にアダルトサイトや出会い系サイトなど、一部のウェブサイトで多く見られるのが「ワンクリック詐欺」と呼ばれる手口です。これは、ユーザーがサイトにアクセスしただけで、あるいはページ内の画像やリンクをクリックしただけで、高額な利用料金を請求してくるというものです。 請求画面には、「登録完了」「サービス利用料金が発生しました」といった表示とともに、支払いを促す文言や、電子決済サービスのロゴなどが表示されることがあります。しかし、慌てて支払いに応じるのは危険です。 このような画面が表示された場合は、まず落ち着いてください。表示されている内容をよく確認し、身に覚えのない請求であれば、決して支払いに応じてはいけません。画面を閉じて、そのサイトの利用を中止しましょう。 万が一、支払ってしまった場合は、すぐに利用したクレジットカード会社や携帯電話会社に連絡し、状況を説明して対応を相談してください。また、消費者センターや警察に相談するのも有効な手段です。 インターネットを利用する際は、このような詐欺の手口があることを認識し、安易に個人情報やクレジットカード情報を入力しない、不審なサイトにはアクセスしないなど、自己防衛を心がけることが大切です。