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タイムアウト:反応がないときの処理のしくみ

- タイムアウトとはコンピューターやネットワークの世界では、決められた時間内に応答がない場合に、処理を中断する仕組みがあります。これがタイムアウトと呼ばれるものです。例えば、ウェブサイトにアクセスする場面を考えてみましょう。私たちがウェブサイトを見たいと考えた時、実際には、私たちの使っている端末から、ウェブサイトの情報を保管しているサーバーという機械に対して、情報のやり取りを要求しています。この時、通常はすぐにサーバーから情報が返ってきますが、サーバーの調子が悪かったり、回線が混雑していたりすると、情報が返ってくるまでに時間がかかってしまうことがあります。このような場合に、いつまでもサーバーからの応答を待ち続けるのではなく、一定時間経ったら処理を中断するのがタイムアウトです。もしタイムアウトの仕組みがなかったら、私たちはいつまで経ってもウェブサイトを見ることができず、大変不便です。タイムアウトのおかげで、処理が途中で止まってしまうことを防ぎ、次の動作に移ることができるのです。タイムアウトが発生すると、「接続がタイムアウトしました」といったエラーメッセージが表示されることがあります。これは、サーバーからの応答がタイムアウト時間内に得られなかったことを意味します。このような場合は、しばらく時間をおいてから再度アクセスするか、ネットワーク環境を見直してみましょう。