ネットワークトポロジー

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分散型ネットワーク:ピアツーピアとは?

- ピアツーピアの概要従来のインターネット接続では、私たちがウェブサイトを閲覧したり、メールを送信したりする際に、「クライアントサーバーモデル」という仕組みが使われています。これは、情報を要求する私たちの端末(クライアント)と、情報を提供するサーバーが、まるで店員と客のような関係でやり取りを行う方式です。一方、「ピアツーピア(P2P)」はこのような上下関係をなくし、ネットワーク上の全ての端末が対等な立場で接続し合います。 例えるなら、図書館のようなものです。図書館では、利用者(端末)はそれぞれが本(データ)を所有しており、他の利用者が必要としている本を貸し出すことができます。P2Pでは、特定のサーバーに情報が集中しないため、従来のクライアントサーバーモデルと比べて、以下のような利点があります。* -障害に強い- 特定のサーバーが故障しても、他の端末から情報を入手できるため、ネットワーク全体が停止するリスクが低い。* -柔軟性・拡張性が高い- 新たな端末がネットワークに参加しやすいため、ネットワークの規模を容易に変更できる。P2Pは、ファイル共有ソフトや仮想通貨など、様々な分野で活用され始めています。