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オクテット:情報量の基本単位

- オクテット情報量の最小単位 「オクテット」という言葉を耳にしたことはありますか?情報通信やコンピューターの世界では、データの量を測る際に「オクテット」という単位がよく用いられます。 コンピューターは、電気が流れている状態(オン)と流れていない状態(オフ)の2つの状態を組み合わせることで情報を処理します。このオンとオフの状態をそれぞれ「1」と「0」で表し、これを「ビット」と呼びます。そして、8個のビットが集まってひとまとまりになったものを「オクテット」と呼びます。 1つのビットは「0」か「1」の2通りの状態しか表せませんが、オクテットは8ビットで構成されているため、2の8乗、つまり256通りの状態を表すことができます。このことから、オクテットは画像、音声、文字など、様々な種類のデジタルデータを表現するための基本的な単位として用いられています。 例えば、アルファベット1文字は1オクテットで表されます。また、画像データの場合、色の濃淡や明暗を表現するために、1つの画素(ピクセル)に対して複数のオクテットが使用されます。 インターネット上でやり取りされるデータの量もオクテットを単位として計測されます。近年、高速で大容量のデータ通信が求められるようになり、ギガバイトやテラバイトといった、オクテットのさらに大きな単位が広く使われるようになっています。