ファイルシステム:データの保管庫を覗いてみよう
- ファイルシステムとは
コンピューターは、膨大な量のデータを記憶する装置です。しかし、ただ単にデータを詰め込んでしまっては、必要な時に目的のデータを見つけ出すことは至難の業となります。そこで活躍するのが「ファイルシステム」と呼ばれる仕組みです。
ファイルシステムは、ハードディスクやUSBメモリといった記憶装置の中に、データの保管場所や管理方法を細かく設定し、データを整理整頓するためのシステムです。まるで、図書館の図書カードのように、それぞれのデータに名前や保存場所、作成日時などの情報を付与することで、コンピューターは膨大なデータの中から目的のものを探し出し、利用することができるようになります。
ファイルシステムには、Windowsで標準的に採用されている NTFS や、MacOS で使用される APFS、USB メモリなどで利用される FAT32 など、様々な種類が存在します。それぞれ特徴や利点、欠点がありますが、いずれもデータを効率的に管理し、コンピューターの利用を円滑にするために重要な役割を担っています。