フルセグって一体何?分かりやすく解説!
皆さんが毎日見ているテレビ番組を放送している地上デジタル放送ですが、電波を有効活用するために、様々な技術が使われています。
その一つに、チャンネルを分割して情報を送る「セグメント」という技術があります。
地上デジタル放送では、一つのチャンネルを13個の小さなブロックに分割し、それぞれのブロックに映像や音声、字幕などのデータを入れて放送しています。このブロックの一つ一つを「セグメント」と呼びます。
なぜこのような仕組みになっているのでしょうか?
それは、電波の状態は常に一定ではなく、場所や時間帯によって変化するためです。
もし、一つのチャンネルに全てのデータを入れてしまうと、電波状況が悪い場合に映像が途切れたり、音声が途絶えたりする可能性があります。
そこで、データを13個のセグメントに分けて送ることで、一部のセグメントが受信できなくても、他のセグメントの情報で補完することができるのです。
これにより、より安定した放送を実現しています。