フルHD

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フルハイビジョンとは?

かつて、映像の世界に新たな時代を築き上げた「高画質」の象徴、それがフルハイビジョンでした。お茶の間のテレビが、まるで現実の世界を切り取ったかのような、きめ細やかで鮮明な映像を映し出す。それは当時の私たちにとって、驚きと感動をもたらす出来事でした。家電量販店のテレビコーナーに足を運べば、どのメーカーもこぞって「フルハイビジョン対応」を大々的にアピールし、その言葉は、高画質テレビを選ぶ上での絶対的な基準となっていました。 フルハイビジョン以前のテレビは、画面を構成する画素数が少なく、どうしても映像がぼやけてしまったり、細部が潰れてしまったりするのが課題でした。しかし、フルハイビジョンは、従来のテレビと比べて圧倒的に多くの画素数を持つことで、これらの課題を解決しました。風景の奥行きや人物の表情、衣装の細かな模様まで、これまで見えなかったものが見えるようになる。スポーツ中継を見れば、選手の汗の一粒一粒、芝生の揺れまでがリアルに感じられる。フルハイビジョンは、お茶の間にいながらにして、まるでその場にいるかのような臨場感を体験させてくれる夢の技術だったのです。
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フルHDってどんなもの?

- フルHDとは フルHDとは、テレビやパソコンのモニター、スマートフォンの画面などに表示される映像のきめ細かさを示す言葉です。 このきめ細かさは「解像度」と呼ばれ、画面に表示できる点の数を表しています。 点の数が多いほど、きめ細かい映像になり、より美しく自然な映像を楽しむことができます。 フルHDは、「ハイビジョン(HD)」よりもさらに多くの点を表示できるため、より高精細な映像を表示することができます。 具体的には、フルHDは横1920個、縦1080個、合計約207万個の点で映像を表示します。 一方、ハイビジョンは約104万個の点で表示するため、フルHDはハイビジョンの約2倍のきめ細かさということになります。 フルHDは、ブルーレイディスクの映像規格にも採用されており、映画やドラマなどを高画質で楽しむことができます。 また、近年ではテレビやモニター以外にも、パソコン、スマートフォン、デジタルカメラなど、様々な機器でフルHDに対応しています。 そのため、フルHDは現在最も普及している高画質の映像規格の一つと言えます。