フロントサイドバス

CPU

CPUの要!外部バスを解説

コンピュータは、人間に例えると脳の働きをするCPUが中心となって動作しています。CPUは、人間で言えば計算や判断を行う部分に相当します。しかし、CPU単体では何もできません。情報を記憶するメモリや、大量のデータを保管するハードディスクといった他の部品と連携する必要があります。 これらの部品とCPUの間で、データのやり取りを行うための重要な役割を担っているのが「バス」と呼ばれる通信経路です。バスは、人間で言うなら血管のようなもので、CPUとメモリ、ハードディスクなどの間を繋ぎ、データという名の血液を送り届ける役割を果たします。バスの速度や容量によって、データの伝送速度が大きく変わるため、コンピュータの性能を左右する重要な要素の一つと言えるでしょう。 例えば、高性能なCPUを搭載していても、バスの速度が遅ければ、CPUは本来の性能を発揮できません。これは、どんなに頭の良い人でも、情報伝達手段が限られていれば、能力を十分に発揮できないのと同じことです。 このように、コンピュータはCPUだけでなく、バスやメモリ、ハードディスクなど、様々な部品が連携し、それぞれの役割を忠実に果たすことで、はじめて私たちの生活を支える様々な処理を行えるのです。