プログラミング言語

プログラミング

マクロ言語:ソフトを使いこなす魔法の呪文

- マクロ言語とは何かマクロ言語とは、アプリケーションソフトの操作手順を記録し、自動的に実行できるようにする簡易的なプログラミング言語です。 例えば、表計算ソフトで毎日同じ計算やデータの整形、グラフの作成などを行っているとします。このような繰り返し作業は、手作業で行うと時間と手間がかかり、ミスが発生する可能性も高くなります。マクロ言語を使うと、これらの繰り返し作業を自動化することができます。一度操作手順をマクロとして記録しておけば、次回からはボタン一つで全く同じ操作を自動的に実行できるようになります。これは、まるで魔法の呪文を唱えるように、複雑な作業を一瞬で完了させることができる魔法の杖を手に入れるようなものです。マクロ言語は、プログラミングの知識があまりない人でも、比較的簡単に操作を自動化できるというメリットがあります。そのため、事務作業の効率化やデータ分析の自動化など、様々な用途に活用されています。代表的なマクロ言語としては、Microsoft Office製品に搭載されているVBA(Visual Basic for Applications)などがあります。
プログラミング

Microsoft Visual Basic入門

- Visual BasicとはVisual Basicは、マイクロソフト社が開発した、コンピュータープログラムを作るための言語です。かつて広く使われていたBASICという言語を、より使いやすく進化させたものと言えます。Visual Basicの最大の特徴は、プログラムを部品のように視覚的に組み立てられる点です。ボタンや入力欄などを画面上に配置し、それぞれの動作を簡単に設定できます。そのため、プログラミングの知識があまりない人でも、比較的簡単にWindowsのアプリケーションを作ることができます。Visual Basicは、初心者にとって学びやすいだけでなく、本格的なシステム開発にも耐えうる柔軟性も備えています。データベースとの連携機能や、複雑な処理を実現するための豊富な機能も用意されているため、多くの企業で業務システム開発などに利用されてきました。このように、Visual Basicは、初心者からプロまで、幅広い層の開発者に支持されてきたプログラミング言語と言えるでしょう。
データベース

データベース操作の標準語 SQL

現代社会において、膨大なデータは様々なシステムの基盤となっています。買い物履歴や販売記録、顧客情報や商品情報など、多岐にわたるデータが日々生み出され、蓄積されています。これらのデータを効率的に管理し、活用するためにデータベースは欠かせない存在です。 データベースとは、簡単に言えばデータの集まりを指します。しかし、ただデータを羅列しただけでは、必要な情報を探し出したり、分析したりすることは困難です。そこで必要となるのが、データベースを操作するための言語であるSQL(Structured Query Language)です。SQLを用いることで、データの検索、追加、更新、削除といった操作を、まるで人間が言葉を操るように、簡単に行うことができます。 SQLの大きな魅力は、データベースの種類やシステム環境に依存せずに、統一的な方法で操作できる点にあります。例えば、あるシステムではOracle Database、別のシステムではMySQLといったように、異なるデータベースが使われている場合でも、SQLを用いることで同様の方法でデータ操作が可能です。このため、SQLはデータベースを扱う上での共通語とも呼ばれ、多くの企業や組織で広く利用されています。
プログラミング

JavaScript:ウェブページに命を吹き込む魔法

- JavaScriptとはJavaScriptは、ウェブサイトに動きや操作性を加えるために欠かせないプログラミング言語です。従来のHTMLのみで作られたウェブサイトは、情報が表示されるだけの静的なものでした。しかし、JavaScriptを使用することで、ユーザーの操作に合わせて変化する動的なウェブサイトを作ることができます。例えば、ボタンをクリックすると画像が切り替わったり、入力フォームに誤った情報を入力するとエラーメッセージを表示したり、動きのあるアニメーション効果を加えたりすることができます。これらの機能により、ユーザーはウェブサイトをより直感的で快適に利用できるようになります。JavaScriptは、ウェブサイトを閲覧する際に使用するブラウザ上で動作します。そのため、特別なソフトウェアをインストールすることなく、ほとんどのウェブサイトでJavaScriptの機能を利用することができます。JavaScriptは、初心者にも比較的学習しやすい言語として知られており、インターネット上に多くの学習資料が公開されています。基本的な文法を理解すれば、簡単なプログラムであればすぐに作成することができます。そして、JavaScriptを習得することで、より魅力的で機能的なウェブサイトを構築することが可能になります
プログラミング

Javaアプレット:Webページに動きを!

- Javaアプレットとは?Javaアプレットは、インターネットなどのネットワークを通じて提供され、Webブラウザ上で実行される小さなプログラムです。Javaというプログラミング言語を使って作られており、Webページに動きや対話性といった豊かな表現を加えることができます。従来のWebページは、まるで印刷物のように文字や画像を静的に表示することしかできませんでした。しかし、Javaアプレットが登場したことで、Webページ上でアニメーションを表示したり、ユーザーの入力に応じて画面を変化させたりするなど、より動的でインタラクティブな表現が可能になりました。例えば、Webページ上に簡単なゲームを表示したり、ユーザーの入力に基づいて計算結果を表示するといったことが、Javaアプレットを使うことで実現できます。このように、Javaアプレットは、従来の静的なWebページに、動的な要素を加えることで、より魅力的で使いやすいものにするために役立ちました。
プログラミング

Java: あらゆる場所で動くプログラムを実現

- JavaとはJavaは、1995年にサン・マイクロシステムズという会社(現在はオラクルという会社の一部になっています)で開発されたプログラミング言語です。今では世界中で広く使われており、私たちの身近にある様々なところで活躍しています。例えば、パソコンで使うソフトウェアや、スマートフォンで動いているアプリ、インターネット上で情報をやり取りするWebサービス、さらには家電製品などに組み込まれているシステムなど、実に多くの場面でJavaが使われています。Javaの最大の特徴は、その汎用性の高さです。Javaで書かれたプログラムは、特定の種類のコンピューターやオペレーティングシステムに依存することなく、Java仮想マシンと呼ばれるソフトウェアさえあれば、どこでも実行することができます。パソコンやスマートフォンなど、様々な種類の機器で同じように動作するプログラムを簡単に作ることができるため、Javaは多くの開発者に選ばれています。
プログラミング

プログラミングを身近にしたBASIC

- BASICの誕生1964年、アメリカのダートマス大学で画期的なプログラミング言語が誕生しました。それは「BASIC」、すなわち「Beginner's All-purpose Symbolic Instruction Code」の頭文字をとったもので、その名の通り、初心者でも理解しやすい汎用的なプログラミング言語として設計されました。当時のコンピューターは、高度な専門知識を持つ一部の人々だけが扱える特別な機械というイメージが強かった時代です。しかし、BASICの登場により、その状況は大きく変わり始めます。BASICは、人間にとって理解しやすいシンプルな文法を採用しており、専門知識がなくても比較的容易にプログラムを組むことができました。そのため、それまでコンピューターに触れる機会が少なかった学生や一般の人々にとって、プログラミングの世界への扉を開く、まさに画期的な存在となったのです。BASICの登場は、コンピューターの敷居を下げ、より多くの人々にプログラミングの可能性を広げました。そして、その後のパーソナルコンピューターの普及にも大きく貢献し、今日の情報化社会の礎を築く礎となりました。
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Webページを動的に!JS入門

- JSとは JSは、Webページに動きを加えるためのプログラミング言語であるJavaScriptの略称です。JavaScriptを使うことで、静的なWebページに様々な機能を追加し、ユーザーにとってより魅力的で使いやすいものにすることができます。 JavaScriptは、HTMLやCSSと並んでWebページを作るための基本的な技術の一つです。HTMLがWebページの構造を、CSSがWebページのデザインを定義するのに対し、JavaScriptはWebページの動作を制御します。 例えば、ボタンをクリックしたときに画面が切り替わったり、入力フォームに入力された内容をチェックしたり、Webページにアニメーション効果を追加したりといった動作は、JavaScriptによって実現されます。 JavaScriptは、他のプログラミング言語に比べて比較的学びやすく、初心者でも扱いやすいという特徴があります。また、インターネット上に豊富な学習資料やサンプルコードが存在するため、独学でも十分に習得することができます。 このように、JavaScriptはWebページに動的な要素を追加するための必須の技術と言えるでしょう。近年では、Webページの開発だけでなく、スマートフォンアプリの開発やサーバーサイドの開発など、幅広い分野で利用されています。
プログラミング

C++入門:基礎からオブジェクト指向まで

- C++とはC++は、今からおよそ40年前の1980年代初頭にベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップによって開発された汎用プログラミング言語です。 C++という名前は、C言語の進化形という意味が込められており、実際にC言語を拡張した言語として誕生しました。そのため、C言語の持つプログラムの実行速度の速さやコンピュータの資源を効率的に使えるという利点を引き継いでいます。C++は効率性と柔軟性を兼ね備えている点が評価され、オペレーティングシステム、ゲーム開発、組み込みシステム、機械学習など、多岐にわたる分野で利用されています。例えば、私たちが普段使用しているパソコンやスマートフォンのOS、あるいは、リアリティ溢れる映像で人気のゲームなど、幅広い分野でC++は活躍しています。C++の特徴として、手続き型プログラミングとオブジェクト指向プログラミングの両方に対応している点が挙げられます。手続き型プログラミングとは、プログラムを手順を踏んで記述していく方法で、一方、オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムをモノにたとえて組み立てていく方法です。C++はこれらの両方の特徴を併せ持つため、開発者は開発するシステムの規模や目的に合わせて、柔軟にプログラミングを選択することができます。
プログラミング

C++入門:基礎からオブジェクト指向まで

- C++とはC++は、今から約40年前に誕生した、様々な用途に使えるプログラミング言語です。誕生以来、その処理速度の速さと、柔軟な設計ができる点から、多くの開発者に愛用されています。例えば、普段私たちが何気なく使っているパソコンやスマートフォンの基本ソフト、ゲームソフト、家電製品に組み込まれている制御プログラムなど、多岐にわたる分野でC++は活躍しています。C++は、それより少し前に作られたC言語というプログラミング言語を進化させたものとして知られています。C言語は、プログラムを手順を踏んで順番に実行していくという、伝統的な書き方が得意な言語でした。一方、C++は、プログラムを部品を組み合わせて作るという、より現代的で効率的な書き方もできるようになっています。このように、C++は古い書き方と新しい書き方の両方に対応しているため、幅広い開発者のニーズに応えることができるのです。
プログラミング

プログラムを操る言葉:プログラミング言語の世界

私たちの生活に欠かせないものとなったコンピュータですが、実は指示なしに自分で考えて動くことはできません。コンピュータに何か仕事をさせるためには、人間が一つ一つの手順を細かく書いた指示書を与え、その通りに実行させる必要があるのです。 このコンピュータへの指示書のことを「プログラム」と呼び、プログラムを作成する作業を「プログラミング」と言います。人間が普段使っている日本語や英語はコンピュータには理解できません。そこで、コンピュータが理解できる特別な言葉を使ってプログラムは書かれます。このコンピュータと人間をつなぐ特別な言葉を「プログラミング言語」と呼びます。 プログラミング言語には様々な種類があり、それぞれ特徴や得意な分野が異なります。例えば、Webサイトを作るのに適した言語もあれば、データ分析に特化した言語もあります。そのため、プログラミングを行う際には、目的や用途に合わせて適切なプログラミング言語を選ぶことが重要となります。プログラミングは、コンピュータに思い通りの動作をさせるための、まさに魔法の呪文を操るような作業と言えるでしょう。
プログラミング

コンピューターへの指令書、プログラムとは?

- プログラムの役割 私達が普段何気なく使っているコンピューター。実は、その中には目には見えない指示書がたくさん詰まっており、コンピューターはその指示に従って動いています。この指示書のことを、私達はプログラムと呼んでいます。 プログラムは、コンピューターに対する命令を順番に書いたものです。私達が文章を書いたり、インターネットで情報を調べたり、ゲームを楽しんだりする時、コンピューターは内部でプログラムに従って様々な処理を行っています。例えば、文字を入力すると、プログラムはそれを画面上に表示するよう指示を出します。また、インターネットで特定のページを見たい場合、プログラムは必要な情報を集めて画面に表示するよう、コンピューターに指示を出します。 このように、プログラムはコンピューターを動かすための司令塔のような役割を果たしています。もしプログラムが無ければ、コンピューターはただの箱に過ぎず、私達はコンピューターのもつ力を活用できません。プログラムがあるからこそ、コンピューターは様々な作業をこなし、私達の生活をより豊かにしてくれるのです。
プログラミング

プログラミング言語:コンピュータとの対話手段

- プログラミング言語とは コンピュータは、人間が日常的に使う言葉とは全く異なる言語で動いています。 そのため、人間がコンピュータに命令を伝えるためには、コンピュータが理解できる特別な言葉が必要です。それが、「プログラミング言語」です。 プログラミング言語は、人間とコンピュータの橋渡しをするために作られました。私達が普段使っている言葉のように、文法や単語のルールが決まっています。しかし、コンピュータは曖昧な表現を理解できないため、プログラミング言語は自然言語よりも厳密で明確なルールを持っています。 私達が日々利用しているソフトウェアやアプリケーション、ウェブサイトなどは、すべてプログラミング言語によって作られています。裏側では、プログラマーが書いたプログラムが、プログラミング言語を通してコンピュータに指示を出し、様々な処理を行っているのです。
プログラミング

プログラミング:コンピューターへの指示書

- プログラミングとは 「プログラミング」は、コンピューターに意図した動作をさせるための指示を書く作業です。 私たち人間同士であれば、言葉を使って意思疎通を図ることができます。しかし、コンピューターに対しては、理解できる言葉で指示を送る必要があります。この、コンピューターと人間をつなぐための言葉が「プログラミング言語」です。 プログラミング言語には、Python、Java、C言語など、様々な種類が存在します。それぞれの言語は、文法や特徴が異なり、目的に応じて使い分けられます。 プログラミングを通して、ウェブサイト、アプリ、ゲームなど、私たちの生活を便利で豊かにする様々なものを作り出すことができます。近年、プログラミングは、IT業界だけでなく、様々な分野で必要とされるスキルとなってきています。
プログラミング

プログラマーの仕事内容とは?

- プログラムを作る人 「プログラムを作る人」といえば、プログラマーのことです。コンピューターは、テレビや冷蔵庫のように、電源を入れただけで自動的に何かをしてくれるわけではありません。人間が指示した通りにしか動くことができないのです。では、どのように指示を出せば、コンピューターは私たちの思い通りに動いてくれるのでしょうか? そのために必要なのが、「プログラム」です。プログラムとは、コンピューターへの指示を、コンピューターが理解できる言葉で書いたもののことです。この言葉は「プログラミング言語」と呼ばれ、人間が使う言葉とは全く異なる、特別なものです。 プログラマーは、このプログラミング言語を用いて、コンピューターへの指示を一つ一つ記述し、プログラムを作り上げていきます。ウェブサイトを見たり、ゲームをしたり、表計算ソフトを使ったりと、私たちが普段何気なく使っているコンピューターのあらゆる動作は、プログラマーが書いたプログラムによって制御されているのです。 つまりプログラマーは、コンピューターに命を吹き込み、私たちが快適に生活できる便利な道具を生み出す、いわば「現代の魔法使い」と言えるかもしれません。
プログラミング

汎用プログラミング言語の雄:C言語

- C言語の起源C言語は、1972年にアメリカのAT&Tベル研究所で誕生したプログラミング言語です。開発の主な目的は、当時開発中だったUNIXオペレーティングシステムを、より効率的に動作させることにありました。 C言語以前は、オペレーティングシステムのようなシステムプログラムは、アセンブリ言語で記述されることが一般的でした。アセンブリ言語は、コンピュータが直接理解できる機械語に近い低水準な言語であるため、処理速度は速い反面、人間にとって理解しにくく、開発に時間がかかるという欠点がありました。 C言語は、アセンブリ言語の長所である処理速度の速さを持ちつつも、人間にも理解しやすい表現力を持つ、高級言語と低級言語の中間的な性質を持った言語として設計されました。 そのため、C言語は、ハードウェアに近い低水準な処理を記述することが得意でありながら、人間にも理解しやすいプログラムを記述することができます。この特徴により、C言語はオペレーティングシステムやデバイスドライバなどのシステムプログラム開発に最適な言語として、今日まで広く利用されています。
データベース

データベース操作の基礎、SQLとは

- SQLの概要SQLとは、関係データベース管理システム(RDBMS)と呼ばれるデータベースシステムにおいて、データを操作したり管理したりするための専用の言語です。 SQLを用いることで、データベースの作成から、データの追加、更新、削除、検索といった一連の操作を実行することができます。SQLは、手続き型言語とは異なり、非手続き型言語に分類されます。 つまり、SQLでは、プログラムの実行手順を細かく記述するのではなく、どのようなデータを取得したいのか、どのような処理をデータベースにさせたいのかといった目的や結果を記述します。 SQLが非手続き型言語であるため、開発者は処理手順を意識することなく、実行したい処理を簡 conciseに記述できるという利点があります。 このことは、開発効率の向上に大きく貢献します。例えば、ある商品の在庫数をデータベースから取得したい場合、手続き型言語では、データベースへの接続方法、データの検索方法、検索結果の取得方法などを順番に記述する必要があります。 一方、SQLでは、「商品の在庫数を表示する」という目的をSQL文で記述するだけで、データベースから目的のデータを取得できます。 SQLを使うことで、開発者はデータベースの操作に集中でき、アプリケーション開発の効率化を実現できます。
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VBScript入門:基礎から応用まで

- VBScriptとはVBScriptは、マイクロソフトが開発した簡易的なプログラムを記述するための言語です。このような言語は一般的にスクリプト言語と呼ばれ、VBScriptもその一つに分類されます。スクリプト言語は、複雑なプログラムを組むための言語と比べて、比較的容易に習得できるという特徴があります。VBScriptは、マイクロソフトが提供する主要なプログラミング言語の一つであるVisual Basicを、より手軽に使えるように簡略化したものです。そのため、基本的な文法やプログラムを記述する際の構造はVisual Basicとよく似ています。もし、Visual Basicを扱った経験があるのであれば、VBScriptの仕組みを理解することはそれほど難しくないでしょう。VBScriptは、Windows上で動作するアプリケーションやシステムに対して、自動化や機能追加などの操作を行うために用いられます。例えば、Excelなどのアプリケーションに対して、VBScriptを使って定型的な処理を自動化したり、Webページに動的なコンテンツを追加したりすることができます。
プログラミング

VB入門:初めての方へ

- VBとはVBは「Visual Basic」の略称で、マイクロソフト社が開発したプログラミング言語です。名前の通り、視覚的な操作でプログラムを開発できるのが最大の特徴です。従来のプログラミング言語では、プログラムの動作を記述するコードをすべてキーボードから入力する必要がありました。一方、VBでは、ボタンやテキストボックスといった部品を画面上にマウスで配置し、それらの動作をコードで記述していくことで、比較的簡単にプログラムを作成できます。VBは初心者にも理解しやすいように設計されているため、プログラミングの入門として広く利用されてきました。また、Windowsアプリケーションを開発するためのツールとしても人気があり、業務システムやゲームなど、様々な分野で利用されてきました。しかし、近年では、より高機能なプログラミング言語が登場したこともあり、VBの使用頻度は徐々に減少しています。それでも、VBで開発されたシステムは現在も数多く存在するため、VBの知識や技術は依然として需要があります。
プログラミング

逆コンパイルとは?プログラムの中身を覗いてみよう!

- 逆コンパイルとは「逆コンパイル」とは、人間には理解しにくい機械語で書かれたプログラムを、人間が理解しやすいプログラミング言語に変換する技術のことです。例えるなら、翻訳ソフトを使って外国語の文章を日本語に変換する作業に似ています。私たちが普段、プログラムを作る際に使うのは、JavaやC言語といった人間にとって理解しやすいプログラミング言語です。しかし、コンピュータが直接理解できる言葉は機械語だけなので、プログラミング言語で書かれたプログラムをコンピュータで実行するためには、「コンパイラ」と呼ばれるソフトウェアを使って機械語に変換する必要があります。この変換作業を「コンパイル」と呼びます。「逆コンパイル」は、このコンパイルという作業を逆向きに行うことで、機械語から元のプログラムに近い形のソースコードを復元します。つまり、機械語で書かれたプログラムを「翻訳」して、人間にも理解できる形に戻す作業と言えるでしょう。
プログラミング

手軽に始められる!インタープリター言語の魅力

私たちが普段使用するコンピュータープログラムは、人間が書いたプログラムをコンピューターが理解できる形に変換することで動作しています。この変換方法の違いによって、プログラムの実行方式は大きく二つに分かれます。 一つは、プログラムを実行する前に、プログラム全体をコンピューターが直接理解できる言葉に変換してしまう方式です。この方式は、まるで翻訳者が事前に文章全体を翻訳してしまうように、プログラムを実行する前にすべての準備を終えてしまいます。そのため、プログラムの実行速度が速いというメリットがあります。しかし、プログラムを変更するたびに翻訳し直す必要があり、その分時間がかかってしまうというデメリットもあります。 もう一つは、プログラムを実行しながら、必要な部分を一行ずつコンピューターが理解できる言葉に変換していく方式です。こちらは、同時通訳者が話しながら逐次翻訳していくように、プログラムの動作中に変換を行います。この方式は、プログラムを変更してもすぐに実行できるというメリットがあります。しかし、実行中に変換作業が発生するため、プログラムの実行速度が遅くなってしまうというデメリットもあります。 このように、プログラムの実行方式にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。そのため、プログラムの開発目的や用途に合わせて最適な方式を選択することが重要です。
プログラミング

コンパイルとは? プログラム実行の仕組みを解説

私たちが普段、書類作成やインターネット閲覧など、様々な用途で何気なく使っているコンピュータ。実は、そのコンピュータを動かすために、「プログラム」と呼ばれる命令の集まりが欠かせません。コンピュータは、人間が理解できる言葉ではなく、0と1の組み合わせで表現される機械語しか理解できません。そこで、人間が理解しやすい形で書かれたプログラムを、コンピュータが理解できる機械語に変換する必要があります。この変換作業を「コンパイル」と呼びます。 コンパイルは、人間がプログラミング言語を使って書いた「ソースコード」を、「オブジェクトコード」と呼ばれる機械語に変換する作業です。このオブジェクトコードは、コンピュータの頭脳であるCPUが直接理解し、実行できる命令の列で構成されています。つまり、コンパイルは、人間とコンピュータの橋渡し役を担っていると言えるでしょう。 例えるなら、日本語で書かれた小説を英語に翻訳する作業に似ています。翻訳者が日本語を理解し、それを英語で表現することで、英語圏の人々がその小説を楽しめるようになります。同様に、コンパイラと呼ばれる特別なプログラムが、人間が書いたソースコードをコンピュータが理解できる機械語に翻訳することで、コンピュータはプログラムを実行できるようになるのです。
プログラミング

コンパイラー言語:機械語への翻訳者

コンピューターの世界には、用途や目的ごとに様々な種類のプログラミング言語が存在します。これらの言語は、大きく「低級言語」と「高級言語」の二つに分類されます。 低級言語は、機械語やアセンブリ言語などが挙げられます。これらの言語は、コンピューターの内部構造に近い表現を用いるため、人間にとっては理解しにくいという側面があります。しかし、コンピューターが直接理解できる言葉で記述されているため、処理速度が速いという利点があります。主に、処理速度が求められるシステムやハードウェア制御などに利用されます。 一方、高級言語は、人間にとって理解しやすいように設計された言語です。JavaやPython、Rubyなどが代表的な例として挙げられます。これらの言語は、英語に近い文法や記号を用いることで、プログラマーがより直感的にプログラムを記述することを可能にしています。そのため、開発効率が高く、大規模なシステム開発にも適しています。 高級言語は、さらに「コンパイラ言語」と「インタプリタ言語」に分類されます。コンパイラ言語は、プログラムを実行する前に、ソースコード全体を機械語に変換する必要があります。この変換作業を行うソフトウェアを「コンパイラ」と呼びます。一方、インタプリタ言語は、プログラムを実行する際に、ソースコードを一行ずつ機械語に変換しながら実行します。 このように、プログラミング言語は種類によって特徴や用途が異なります。それぞれの言語の特性を理解した上で、開発するシステムやアプリケーションに最適な言語を選択することが重要です。
プログラミング

プログラムの翻訳者:コンパイラ

私たち人間が普段使っている日本語や英語のように、コンピューターにも独自の言葉があります。それは「機械語」と呼ばれるもので、0と1の二つの数字の組み合わせだけで表現されています。しかし、この機械語は人間にとってはとても難解で、理解するのが困難です。 そこで、人間が理解しやすいように作られたのがプログラミング言語です。プログラミング言語は、英語のような単語や記号を使って、コンピューターにさせたい動作を順番に指示していくための言葉です。 しかし、コンピューターはプログラミング言語をそのままでは理解することができません。そこで登場するのが「コンパイラ」です。コンパイラは、プログラミング言語で書かれたプログラムを、コンピューターが理解できる機械語に翻訳する役割を担っています。 人間が日本語を英語に翻訳するように、コンパイラはプログラミング言語を機械語に変換してくれるのです。 このように、私たちが普段何気なく使っているコンピューターやスマートフォンなどの電子機器は、プログラミング言語とコンパイラによって支えられています。これらの技術のおかげで、私たちは複雑なプログラムを簡単に実行し、便利なデジタル社会を享受できているのです。