都市を繋ぐネットワークMANとは?
- 都市域ネットワーク(MAN)の概要都市域ネットワーク(MAN)は、その名の通り都市全体をカバーする広域なコンピューターネットワークのことです。英語では "Metropolitan Area Network" と言い、略してMANと表記されます。MANは、大学構内など比較的狭い範囲をカバーするLAN(構内ネットワーク)よりも広い範囲をカバーします。 一方で、国や大陸間を繋ぐWAN(広域ネットワーク)よりは狭い範囲をカバーするのが特徴です。具体的な例としては、一つの都市内にある複数の企業や支社間を接続する場合や、市役所や図書館などの公共施設を接続する場合などに利用されます。 また、近年では、高速インターネット接続サービスを提供する際に、サービス提供エリア内をMANで構築するケースも増えています。MANを構築するメリットとしては、広範囲にわたって高速なデータ通信が可能になることが挙げられます。また、LANと比較して多くのユーザーやデバイスを収容できるため、大規模なネットワーク構築に適しています。MANは、光ファイバーなどの高速な通信回線を用いて構築されることが多く、大容量データの送受信にも対応可能です。そのため、動画配信やオンラインゲームなど、リアルタイム性が求められるサービスにも適しています。