パソコンリサイクル法とは?
- パソコンリサイクル法の概要パソコンリサイクル法は、正式には「資源有効利用促進法」という法律の中の、パソコンに関する部分を指します。この法律は、役目を終えたパソコンやディスプレイを適切に処理し、資源を有効活用することを目的として、平成15年(2003年)に施行されました。この法律により、パソコンを製造・販売したメーカーには、自社製品を回収し、資源として再利用することが義務付けられています。そのため、私たちが不要になったパソコンを廃棄する際には、各自治体のルールに従うだけでなく、購入したメーカーに引き取ってもらう必要があります。メーカーは回収したパソコンから、鉄や銅、金などの貴重な資源を取り出し、再利用します。パソコンリサイクル法は、環境問題への意識の高まりから生まれた法律と言えます。使用済みパソコンやディスプレイには、有害な物質が含まれている場合があり、不適切な処理をすると、環境汚染や健康被害を引き起こす可能性があります。この法律によって、これらの問題を防ぎ、資源を有効活用することで、持続可能な社会の実現を目指しています。