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パソコンの基礎知識:ベースクロックとは?

- ベースクロックとは?コンピュータ内部の部品は、まるで指揮者が振るタクトのように、一定のリズムを刻む信号に合わせて動作しています。このリズムを刻む信号のことを「クロック信号」と呼び、その速さを表すのが「クロック周波数」です。そして、コンピュータ全体の動作の基準となるクロック周波数のことを、特に「ベースクロック」と呼びます。ベースクロックは、例えるならば、コンピュータ内部の動作のテンポを決めるメトロノームのようなものです。メトロノームのテンポが速いほど、演奏が速くなるように、ベースクロックが高いほど、コンピュータは多くの命令を処理できます。ベースクロックの単位は「ヘルツ(Hz)」で、1秒間に何回クロック信号が変化するかを表しています。一般的に使用される「ギガヘルツ(GHz)」は、1秒間に数十億回も変化することを意味します。例えば、3.0GHzのベースクロックを持つCPUは、1秒間に30億回ものクロック信号の変化に合わせて動作し、膨大な数の命令を処理することができます。ベースクロックが高いほど、コンピュータの処理速度は向上しますが、同時に消費電力も増加する傾向にあります。そのため、用途や目的に合わせて、最適なベースクロックを持つコンピュータを選ぶことが重要です。