カスケード接続で広がるネットワーク
- カスケード接続とは複数の機器を繋いでいくことで、より大きなネットワークを構築する方法はいくつかあります。その中でも「カスケード接続」は、ネットワーク機器の中でも「ハブ」と呼ばれるものを多段的に接続していくことで、コンピューターネットワークを構成する方法です。では、ハブとは一体どのようなものでしょうか。ハブは、複数のコンピューターやプリンターなどの周辺機器を接続するための、いわば「中継地点」のような役割を果たします。家庭やオフィスなどで、複数の機器を一つのネットワークにまとめたい場合などに用いられます。しかしハブには、接続できる機器の数に限りがあります。そこで活躍するのがカスケード接続です。カスケード接続では、複数のハブを繋ぎ合わせることで、一つのハブだけでは接続しきれない数の機器をネットワークに接続することが可能になるのです。イメージとしては、複数のコンセントを繋いでいる電源タップを思い浮かべてみると分かりやすいかもしれません。一つのコンセントだけでは足りない時に、電源タップを用いることで、より多くの電化製品を使うことができますよね。カスケード接続もこれと同様に、ハブを繋いでいくことで、より大きなネットワークを構築していくことができるのです。このように、カスケード接続は、大規模なネットワークを構築する上で非常に有効な手段となります。