日本語

プログラミング

知られざる文字コードの世界:日本EUC

皆さんは、インターネットや書類を開いた時に、文字が読めない記号に変わってしまっているのを見たことはありませんか?これは「文字化け」と呼ばれる現象で、多くの人が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。文字化けは、コンピューターが文字を表示する際に、使うべき文字コードが正しく認識されないために起こります。 コンピューターは、文字を数字の列で理解し、処理しています。この数字と文字の対応表を「文字コード」と呼びます。日本語の文字を表現するためには、様々な文字コードが使われてきました。例えば、「日本EUC」と呼ばれる文字コードは、日本語の文字を表現するために広く使われてきた歴史があります。しかし、世界には様々な言語が存在し、それぞれの言語に合わせた文字コードが存在するため、異なる文字コードが使われた文書を扱う際には注意が必要です。 もし、ウェブサイトや文書を開いた際に文字化けが発生した場合は、使用されている文字コードを確認し、表示するソフトウェアの設定を変更することで解決できる場合があります。文字コードは、インターネットやコンピューターの世界で文字を正しく表示するために欠かせないものです。文字化けの解決方法を理解しておくことで、快適なデジタルライフを送ることができます。
ソフトウェア

DOS/V:日本のパソコン普及を支えた立役者

- DOS/Vとは?1990年代初頭まで、日本のパソコン市場は、NECのPC-9800シリーズが大きなシェアを占めていました。これらの機種は、日本語表示や処理性能に優れていましたが、海外製のパソコンと比べて価格が高く、互換性が低いという側面がありました。そのため、海外で開発されたソフトウェアをそのまま利用できないケースも少なくありませんでした。このような状況の中、1990年に日本IBMが発売したのがDOS/Vです。これは、マイクロソフトのMS-DOSをベースに、IBMが日本語表示機能を追加したオペレーティングシステムです。DOS/Vを搭載したパソコンは、PC/AT互換機と呼ばれる海外製の規格に準拠しており、安価であることが特徴でした。DOS/Vの登場は、日本のパソコン市場に大きな変化をもたらしました。まず、低価格なパソコンが普及し始め、多くの人がパソコンを気軽に利用できるようになりました。また、海外製のソフトウェアがそのまま利用できるようになったことで、ソフトウェアの選択肢が大きく広がりました。DOS/Vの成功は、その後のWindowsの普及にも大きく貢献しました。現在では、PC-9800シリーズは姿を消し、DOS/Vが日本のパソコン市場の標準となりました。そして、DOS/Vは、日本のパソコン業界にオープン化をもたらした立役者として、歴史に名を刻んでいます。
プログラミング

ウェブサイト構築の基礎知識:シフトJISコードとは?

私たちが日常的に使用する日本語は、コンピューターにとっては理解できない言葉です。コンピューターが日本語を理解し、画面に表示したり、ファイルに保存したりするためには、日本語をコンピューターが理解できる数字に変換する必要があります。この変換に用いられるのが「文字コード」と呼ばれるもので、シフトJISコードは、その中でも日本で長年広く使われてきたものの1つです。 シフトJISコードは、1980年代に開発され、パソコンの普及とともに広く使われるようになりました。インターネットが普及する以前は、日本語を使うコンピューターの多くがこのシフトJISコードを採用していました。このため、当時のウェブサイトや文書ファイルの多くは、このシフトJISコードを使って作成されていました。 しかし、インターネットの普及とともに、世界中で様々な言語を扱う必要性が高まりました。シフトJISコードは日本語に特化した文字コードであるため、他の言語と同時に扱うことができません。そこで、世界中の様々な言語を1つの文字コードで扱えるように開発されたのがUnicode(ユニコード)です。Unicodeの登場により、近年では、シフトJISコードに代わってUnicodeが使われることが多くなっています。