浮動小数点演算

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コンピューターの速度を表すFLOSとは?

- FLOPSとはFLOPSは、「フロップス」と読み、コンピューターの計算能力を表す指標の一つです。これは「Floating-point Operations Per Second」の頭文字を取ったもので、日本語では「1秒間に実行できる浮動小数点演算の回数」という意味になります。では、浮動小数点演算とは一体どんな計算なのでしょうか。簡単に言うと、小数点を含む計算のことです。例えば、円周率や自然対数の底のように、小数点以下が無限に続く数を使った計算が挙げられます。このような計算は、科学技術計算やコンピューターグラフィックスなど、複雑な処理に多く用いられます。FLOPSの値は、この浮動小数点演算を1秒間に何回実行できるかを表しています。つまり、FLOPSの値が大きいほど、コンピューターはより多くの計算を短い時間で行えることを意味し、処理速度が速いと言えます。近年、人工知能の学習やビッグデータの解析など、膨大な計算を必要とする分野において、より高いFLOPSを持つコンピューターの開発が求められています。そして、日々進化を続けるコンピューター技術によって、FLOPSの値は今後も更新され続けるでしょう。
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縁の下の力持ち!浮動小数点演算を支えるFPU

私たちが日常的に使うコンピューターは、文章を書いたり、絵を描いたり、実に様々な作業をこなします。しかし、こうした様々な作業を陰で支えているのは、コンピューターの得意技ともいえる計算能力です。インターネットでホームページを見たり、ゲームを楽しんだり、普段何気なく使っている機能の裏側では、実は膨大な量の計算が、目にも止まらぬ速さで処理されています。 では、コンピューターは、どのようにしてこれらの計算を行っているのでしょうか?その答えは、「浮動小数点数」と呼ばれる特別な数字にあります。浮動小数点数は、小数点を含む数字を表現する方法の一つで、コンピューターはこれを使って、非常に大きな数や小さな数を、効率的に扱うことができます。例えば、宇宙の広さを表す数字や、原子1個の重さを表す数字など、私たちが普段扱うには大きすぎたり小さすぎたりする数字も、コンピューターは浮動小数点数を使って処理し、様々な計算に利用しています。 つまり、コンピューターは、浮動小数点数という特別な数字を使うことで、私たち人間には不可能な規模と速度で計算処理を行い、様々な便利な機能を実現していると言えるでしょう。