目的ファイル

プログラミング

オブジェクトファイル:プログラムのピースを理解する

- オブジェクトファイルとは コンピュータは、人間が理解しやすいプログラミング言語で書かれた指示をそのまま理解することはできません。そのため、人間が書いたプログラムを実行するには、コンピュータが理解できる形式に変換する必要があります。この変換作業を行うのが「コンパイラ」と呼ばれるソフトウェアです。 コンパイラは、プログラミング言語で書かれた「ソースコード」を読み込み、それをコンピュータが理解できる「オブジェクトコード」に変換します。そして、このオブジェクトコードが格納されたファイルが「オブジェクトファイル」です。 オブジェクトファイルに含まれるオブジェクトコードは、コンピュータの頭脳であるCPUが直接解釈し実行できる機械語に近い形をしています。しかし、オブジェクトファイルはプログラムの一部であることが多く、単体ではプログラムとして実行することはできません。 プログラムを実行するためには、複数のオブジェクトファイルを組み合わせたり、必要な機能を提供する「ライブラリ」と呼ばれるファイルと結合する必要があります。 このように、オブジェクトファイルは、プログラムを構成する部品のようなものであり、最終的に実行可能なプログラムを作成するための中間的なファイルと言えるでしょう。