省電力

ソフトウェア

システム一時停止「サスペンド」とは?

皆さんは、コンピュータを使っていて、ちょっと席を外す時や、少しの間だけ作業を中断したい時、どうしていますか? 電源を完全に切ってしまえば、 また一から起動するのに時間がかかってしまいますよね。かといって、つけっぱなしにするのも電力の無駄が気になってしまいます。 そんな時に便利なのが「サスペンド」機能です。 サスペンド機能は、まるで本に栞を挟んで閉じるように、作業中の状態をそのまま保持したまま、コンピュータを省電力モードに移行させることができます。 再び作業を再開したい時は、マウスを動かしたり、キーボードのキーを押すだけで、すぐに元の状態に戻ることができます。 電源を切るよりも素早く作業を再開できるだけでなく、作業内容を保存し忘れた場合でも、データが失われないという安心感もあります。 このように、サスペンド機能は、短時間の作業中断に最適な機能と言えるでしょう。
その他

パソコン選びの鍵!80PLUSとは?

パソコンを構成する部品を選ぶとき、多くの人は処理速度に直結するCPUや、データの一時保存場所となるメモリの性能に注目しがちです。しかし、見落とされやすいながらも、パソコンの安定動作に欠かせない重要な部品の一つに電源ユニットがあります。 電源ユニットは、コンセントから供給される交流電力を、パソコン内部の部品が使用できる直流電力に変換する役割を担っています。この変換過程で、どうしても電力の一部が熱として失われてしまうのですが、その損失量が少ないほど、効率の良い電源であると言えます。 電源ユニットの性能を表す指標の一つとして、80PLUS認証があります。80PLUSとは、電源ユニットの変換効率の高さを示す国際的な規格です。この規格を満たした電源ユニットは、「80PLUS認証電源」と呼ばれ、高いエネルギー効率を保証するマークとして、消費者に認識されています。 80PLUS認証は、電源ユニットの負荷率(パソコンの使用状況に応じた電力消費量)が20%、50%、100%のそれぞれの場合において、変換効率が80%以上であることを条件としています。さらに、変換効率に応じて、スタンダード、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、チタニウムの6つの等級に分類され、上位の等級ほど、より高い変換効率を実現しています。 80PLUS認証電源を選ぶことは、単に省エネに貢献するだけでなく、発熱量の抑制によるパソコン内部の温度上昇を抑え、部品の寿命を延ばすことにも繋がります。 また、電力損失が少ない分、安定した電力を供給することができ、パソコンの安定動作にも貢献します。
ソフトウェア

パソコンの省エネ術: 休止状態のススメ

- 休止状態とは?パソコンの電源をオフにすると、作業中のデータは消えてしまいますが、「休止状態」という機能を使えば、作業途中の状態を保ったまま電源を切ることができます。休止状態は、パソコンを「一時的に眠らせる」機能です。 眠らせる前に、作業していたデータや開いていたアプリケーションなどの情報は、すべてハードディスクに保存されます。そして、再びパソコンの電源を入れると、ハードディスクに保存された情報が読み込まれ、まるで時間が止まったかのように、電源を切る直前の状態に復帰します。この機能は、パソコンの電源を頻繁にオンオフする必要がある場合に便利です。例えば、外出先で作業を中断しなければならない場合、休止状態にしておけば、すぐに作業を再開することができます。また、パソコンの起動時間を短縮したい場合にも有効です。ただし、休止状態を利用するには、ハードディスクに一定の空き容量が必要となります。また、復帰に多少時間がかかる場合もあるため、注意が必要です。
その他

意外と知らない?「待機状態」の正体

- 「待機状態」って、何?テレビのリモコンのボタンを押すと、画面が一瞬で点きますよね。パソコンの電源ボタンを押せば、すぐに操作ができるのも当たり前だと思っていませんか?こうした何気ない日常の裏側で、実は「待機状態」が重要な役割を担っているのです。待機状態とは、機器の電源を完全に切ってしまわずに、いつでもすぐに使えるようにしておく状態のことです。完全に電源を切ってしまうと、使う度に設定をしたり、データを読み込むのに時間がかかってしまいます。例えば、テレビの場合を考えてみましょう。もし待機状態がなかったら、チャンネルを変えるたびに、テレビ局からの電波を受信し、映像を表示する準備に時間がかかってしまいます。しかし、待機状態であれば、必要な回路にだけ電力を供給し続けることで、すぐに映像を表示できるのです。これは、まるでスタートラインに立って、号砲を待つランナーのような状態です。ランナーは、号砲が鳴るまでスタートダッシュの準備をしながら、今か今かと待ち構えていますよね。待機状態の機器も、次の指示が来るのを待ちながら、いつでも動き出せるように準備をしているのです。このように、待機状態は、私たちの生活を快適にするために、様々な機器で活用されています。普段は意識することが少ないかもしれませんが、影ながら私たちの生活を支えてくれている存在なのです。
ソフトウェア

パソコンの「スリープ」って?

皆さんは、パソコンを使わない時間ができたとき、どのようにしていますか? 完全に電源を落としてしまう、画面をオフにするだけ、あるいは、そのままの状態にしておくなど、様々な対応があると思います。 その中でも、「スリープ」という機能を活用してみるのはいかがでしょうか。 スリープとは、パソコンの動作を一時的に停止し、消費電力を抑えた状態にすることを指します。 再び使い始めたいときは、マウス操作やキーボード操作をするだけで、すぐに作業を再開できます。 スリープは、短時間の離席時などに最適です。例えば、ちょっと席を外して、コーヒーを淹れたりする時などに便利です。 電源を完全に切ってしまうと、再びパソコンを立ち上げるまでに時間がかかってしまいます。 一方、スリープであれば、数秒から数十秒で作業を再開できます。 また、作業中のデータはメモリ上に保持されるため、急に電源が切れてしまった場合のように、データが失われてしまう心配もありません。 スリープ機能を活用することで、パソコンの消費電力を抑え、環境にも優しくなります。 さらに、作業時間の短縮にも繋がり、効率的に作業を進めることができます。 まだスリープ機能を使ったことがないという方は、この機会にぜひ試してみてください。
ソフトウェア

スタンバイ機能:すぐに作業再開できる省エネ術

- スタンバイ機能とは日々の生活でパソコンを使う時間が増えるにつれて、気になることの一つに電気料金がありますよね。特に長時間パソコンを使わない時でも、つけっぱなしにしておくのは気が引けるものです。そこで役に立つのが「スタンバイ」機能です。スタンバイ機能を一言で表すと、パソコンを省電力モードに移行させる機能です。パソコンで作業をしていない間も、画面は点灯し、ハードディスクは回転し続けています。こうした機器の動作は、実は電力を消費する大きな要因になっています。スタンバイ機能を使うと、これらの動作を一時的に停止したり、最小限に抑えたりすることで、消費電力を大幅に削減することができます。例えるなら、スタンバイ機能は、まるで人間の仮眠状態です。睡眠中のように完全に活動を停止するのではなく、外部からの呼びかけがあればすぐに起き上がって活動再開できる状態を保ちます。スタンバイ機能を使うことで、電気料金の節約になるだけでなく、地球環境への負担軽減にも貢献できます。長時間パソコンを使わない場合は、積極的にスタンバイ機能を活用してみましょう。
ソフトウェア

パソコンを休ませる「ハイバネーション」とは?

- ハイバネーションとはパソコンを長時間使わない時に、便利な機能があります。それが「ハイバネーション」、別名「休止状態」です。この機能を使うと、まるで冬眠する動物のようにパソコンを休ませ、消費電力を大幅に抑えることができます。では、ハイバネーションは一体どのようにして実現されているのでしょうか。パソコンが作業をしている間、様々なデータがメモリと呼ばれる場所に記憶されています。ハイバネーションを実行すると、このメモリ内のデータが全てハードディスクに保存されます。そして、パソコンの電源が完全に切断されます。再びパソコンを使う時には、保存されたデータがハードディスクからメモリに読み込まれ、作業を再開することができます。この時、パソコンはハイバネーションに入る前の状態に戻るので、作業の中断を感じることなく、スムーズに作業を再開できます。ハイバネーションは、スリープモードと比較されることがあります。スリープモードは、メモリにデータを保持したまま、消費電力を抑えた状態です。そのため、スリープモードからの復帰はハイバネーションよりも速いという特徴があります。一方、ハイバネーションはスリープモードと比べて復帰に時間がかかりますが、消費電力はほぼゼロになります。そのため、長時間パソコンを使わない場合は、ハイバネーションの方が効果的と言えるでしょう。