コンピューターの記憶を司る:メモリの役割
- コンピューターの頭脳、メモリとは
コンピューターは、人間と同じように情報を記憶することで様々な作業をこなします。その記憶を担っているのが「メモリ」と呼ばれる装置です。メモリは、人間の「記憶力」や「作業スペース」のような役割を果たしています。
例えば、あなたが難しい計算問題を解くとします。問題文を覚えるためにノートが必要になりますよね?そして、計算の途中経過を書き留めておく場所も必要です。メモリは、コンピューターが計算問題を解く際に、問題文や計算に必要な数字、計算途中の結果などを一時的に記憶しておく場所として機能します。
また、文章を作成する場合を考えてみましょう。キーボードで入力した文字や、編集中の文章は、一時的にメモリに保存されます。そして、保存ボタンを押すと、メモリ上のデータがハードディスクやSSDといった記憶装置に保存され、後から読み出すことができるようになります。
このように、メモリはコンピューターが様々な処理を行う上で、一時的に情報を記憶しておくために必要不可欠な存在なのです。メモリが大きければ大きいほど、たくさんの情報を一度に扱うことができるため、コンピューターはより快適に動作するようになります。