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知っておきたい!周波数帯域の基礎知識

- 周波数帯域とは周波数帯域とは、電波や音波など、波として伝わる情報が持つ周波数の範囲のことです。周波数とは、波が1秒間に振動する回数を表し、単位はヘルツ(Hz)で表されます。周波数帯域を理解する上で、道路の例えが分かりやすいでしょう。広い道路では多くの車が同時に通行できる一方で、狭い道路では通行できる車の数が限られてしまいます。これは、道路の幅が車の通行量に影響を与えるためです。周波数帯域も同じように、その広さによって一度に送ることのできる情報量が変化します。周波数帯域が広いほど、多くの情報を同時に送ることができ、より多くの情報を短時間で伝えることができます。例えば、高画質の映像を高速で送信するためには、広い周波数帯域が必要となります。周波数帯域は、通信速度や音質など、様々な要素に影響を与えます。そのため、目的に最適な周波数帯域を選択することが重要となります。
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VDSL:高速インターネットをもっと身近に

近年、動画配信サービスの普及やリモートワークの増加に伴い、高速で安定したインターネット接続の需要が高まっています。そこで注目されているのが、従来の電話回線を利用した高速インターネットサービス「VDSL」です。 VDSLは、私たちが普段、音声通話をしている電話線を使って、高速なデータ通信を実現する技術です。とはいえ、電話線だけでは、光ファイバー回線のような超高速通信を実現することは難しいのが現状です。 そこで、VDSLでは、光ファイバーと組み合わせることで、より速く安定した通信を実現しています。具体的には、光ファイバーを各地域や建物まで敷設し、そこから各家庭や部屋まではVDSLを使って接続します。このように、光ファイバーとVDSLの長所を組み合わせることで、大容量データの送受信もスムーズに行えるようになり、快適なインターネット環境を実現できるのです。 VDSLは、既に電話回線が敷設されている場所に導入しやすいというメリットもあります。そのため、新たに光ファイバーを敷設するよりも、低コストで高速インターネットを利用できる場合があります。ただし、利用する場所や環境によっては、通信速度が遅くなる場合もあるため注意が必要です。
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VHDSL:高速インターネットの代名詞

- VHDSLとはVHDSLという言葉は、あまり聞きなれないかもしれません。しかし、実は「VDSL」と同じ意味で使われており、「超高速デジタル加入者線」を指します。これは英語の「Very High Bitrate Digital Subscriber Line」の略称です。では、VHDSLは一体どのような技術なのでしょうか?VHDSLは、従来のデジタル加入者線よりも高速なデータ通信を実現する技術です。インターネットの普及に伴い、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信が必要となる場面が増えてきました。このようなニーズに応えるために、より高速な通信技術が求められており、VHDSLもその一つとして開発されました。VHDSLは、既存の電話回線を利用して高速なデータ通信を実現できるという点も大きな特徴です。光ファイバーなどの新たな設備を導入する必要がないため、比較的低コストで高速なインターネット環境を構築することができます。しかし、VHDSLは通信速度が距離によって大きく影響を受けるという側面も持ち合わせています。利用者の住居と電話局との距離が離れているほど通信速度が低下してしまうため、地域によっては十分な速度が出ない場合もあります。最近では、光ファイバーによる高速インターネット回線が普及しつつあります。しかし、VHDSLは既存の電話回線を利用できるという点で、依然として重要な役割を担っています。
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システムの入り口、フロントエンドプロセッサ

- フロントエンドプロセッサとは フロントエンドプロセッサ(FEP)は、多くの利用者が同時にアクセスするような大規模なコンピュータシステムにおいて、中心的な役割を果たすメインフレームなどのホストコンピュータと、利用者の端末をつなぐ、いわば橋渡し的存在です。 インターネットで例えると、たくさんの人が同時にアクセスしてくるWebサイトを守るために、Webサーバの前に設置されるロードバランサのような役割を担います。 日々大量のデータのやり取りが行われるネットワークにおいて、全ての処理をホストコンピュータだけで行おうとすると、処理が追いつかず、システム全体のパフォーマンスが低下したり、最悪の場合、システムが停止してしまう可能性もあります。 そこで、FEPをホストコンピュータの前に配置することで、ホストコンピュータに到達する前に、データの送受信や処理といったある程度の負荷を肩代わりします。 具体的には、利用者からのアクセス要求の処理、データの形式変換、データの圧縮と解凍、通信回線の制御などを行い、ホストコンピュータの負担を軽減します。 このように、FEPはホストコンピュータを外部からのアクセスから守り、安定稼働を支える重要な役割を担っています。
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デジタル携帯電話: より便利になった携帯電話

- デジタル携帯電話とはデジタル携帯電話とは、音声をデジタル信号に変換して送受信する携帯電話のことです。従来のアナログ方式の携帯電話と比べて、多くの利点があります。まず、音質が大きく向上しました。デジタル化により、雑音の影響を受けにくくなり、クリアで聞き取りやすい音声で通話ができます。また、遠く離れた相手とも、まるで近くにいるようなクリアな音声で会話ができるようになりました。次に、セキュリティ面でも優れています。デジタル信号は暗号化が容易なため、盗聴が難しく、安心して通話することができます。個人情報や重要なビジネスのやり取りなどが増える中で、セキュリティの高さは重要な要素と言えるでしょう。さらに、デジタル携帯電話の登場により、音声通話以外にも様々なデータ通信サービスが利用可能になりました。インターネットへの接続、メールの送受信、アプリの利用など、デジタル携帯電話は私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツールとして、大きく進化しました。このように、デジタル携帯電話は、従来のアナログ方式の携帯電話から大きく進化し、より便利で快適なコミュニケーション手段を提供しています。
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デジタル加入者線 – インターネットの進化を支える技術

- デジタル加入者線とはデジタル加入者線(DSL)は、現在広く普及しているインターネット接続方法の一つです。普段私たちが電話で使用している電話回線を活用し、高速なインターネット接続を提供します。従来の電話回線は、人の声を伝えることを目的として設計されており、限られた周波数帯域しか使用していませんでした。しかしDSLは、電話の音声通話では使用しない、より高い周波数帯域を有効活用することで、高速なデータ通信を実現しています。 DSLは、電話回線を利用するため、新たに光ファイバーケーブルなどの敷設工事が不要であるという大きなメリットがあります。そのため、既存の電話回線網が整備されている地域であれば、比較的容易に導入することができます。また、光ファイバーに比べて月額料金が安いことも魅力の一つです。 DSLには、通信速度やサービス内容によって、様々な種類があります。ADSLは、上りよりも下りの通信速度が速いという特徴があり、動画視聴など、データ受信が中心の利用に適しています。一方、SDSLは、上りと下りの通信速度が対称であるため、Webサイト運営やオンラインゲームなど、双方向のデータ通信が必要な場合に適しています。 このように、DSLは既存の電話回線を利用して高速なインターネット接続を提供する便利な技術です。用途やニーズに合わせて、最適なDSLを選択することで、快適なインターネット環境を構築することができます。
ネットワーク

意外と知らない?eメールアドレスの基礎知識

- 電子郵便の住所、それが電子メールアドレス 電子メールアドレスとは、インターネットの世界で手紙のやり取りをする際に必要な、いわば個人の郵便受けのようなものです。手紙を送る際に相手の住所を宛名に書きますが、電子メールを送る際にも、この電子メールアドレスを宛先に指定する必要があります。 このアドレスがないと、手紙を送ることができないのと同様に、電子メールの送受信を行うことができません。 普段何気なく使っている電子メールアドレスですが、「@」で区切られた左側と右側の部分には、それぞれ意味があります。左側は利用者が自由に設定できる名前のようなもので、右側はそのアドレスを管理する組織を示すものです。 例えば、「tarou@example.com」というアドレスの場合、「tarou」は利用者名、「example.com」はアドレスを管理する組織を表しています。 このように、電子メールアドレスはインターネット上で私たちを特定し、電子メールの送受信を可能にする重要な役割を担っています。その仕組みや役割を正しく理解することで、より安全かつ快適にインターネットを利用することができます。
ネットワーク

誰でも接続!無料Wi-Fiスポット、フリーアクセスとは?

- フリーアクセスとは街中や商業施設などで「Free Wi-Fi」の表示を目にしたことはありませんか?これは、その場所に誰でも無料で利用できる無線LANアクセスポイント、すなわち「フリーアクセス」が設置されていることを意味します。フリーアクセスに接続することで、誰でも無料でインターネットを利用できるのです。従来、外出先でインターネットを利用するには、携帯電話会社の回線契約が必要でした。しかし、フリーアクセスの普及により、契約や費用を気にすることなく、手軽にインターネットを楽しむことができるようになりました。フリーアクセスは、主に駅や空港、カフェ、レストラン、ホテルなど、多くの人が訪れる場所に設置されています。これらの施設では、顧客満足度向上や利便性向上の一環として、フリーアクセスを提供しているケースが多いようです。フリーアクセスを利用する際は、セキュリティ面には十分注意する必要があります。フリーアクセスは誰でも利用できるため、悪意のある第三者に通信内容を盗み見られる可能性もあります。そのため、個人情報やパスワードなど、重要な情報のやり取りは控えるようにしましょう。近年では、各自治体が観光客向けに、街中の様々な場所にフリーアクセスを設置するケースも増えています。誰でも気軽にインターネットに接続できる環境が整いつつあると言えるでしょう。
IT

携帯電話の番号乗り換えガイド

皆さんは携帯電話を今までと同じ番号のまま、別の会社で使えるって知っていますか?これが「携帯電話番号の乗り換え」です。 昔は携帯電話会社を変えるときは、電話番号も一緒に変わってしまいました。そのため、家族や友人、職場など、あらゆる人に新しい番号を知らせる必要があり、とても大変でした。 しかし、今は「番号ポータビリティー」という仕組みのおかげで、電話番号はそのままで、会社だけを自由に選べるようになったのです。 携帯電話会社によって、料金プランやサービスはさまざまです。例えば、通話が多い人には通話料金が安いプラン、データ通信をよく使う人にはデータ容量が多いプランがお得です。他にも、特定のサービスと組み合わせると割引になるプランなどもあります。 自分に合ったプランで携帯電話を使いたいと思ったら、「携帯電話番号の乗り換え」を検討してみてはいかがでしょうか?
WEBサービス

デコレメールとは?携帯をもっと楽しくする機能を紹介

- デコレメールの概要デコレメールとは、従来の携帯電話で使われていた、文字だけのシンプルなメールとは異なる、新しい形のメールサービスです。画像やイラスト、動く絵、音楽などを加えることで、従来のメールよりも華やかで、感情が伝わりやすいメッセージを送ることができます。このデコレメールは、ソフトバンクモバイルが提供する「デコメール」が有名ですが、他の携帯電話会社もそれぞれ異なる名前で提供しています。デコレメールの魅力は、単に用件を伝えるだけでなく、自分らしさを表現する手段としても活用できる点にあります。例えば、誕生日や記念日などのお祝いのメッセージには、華やかな画像やイラストを添えることで、より気持ちが伝わるメッセージを作成できます。また、季節の挨拶状や旅行先からの報告など、様々な場面で活用することで、コミュニケーションをより豊かに彩ることができます。デコレメールは、従来のメールと比べて、感情表現が豊かで、視覚的に楽しめる点が画期的でした。そのため、若者を中心に爆発的に普及し、携帯電話文化の一翼を担うまでになりました。
ネットワーク

ネットワークの基礎知識:Ethernetとは?

現代社会において、インターネットや社内ネットワークなど、コンピューターネットワークは私たちの生活に欠かせないものとなっています。家でも職場でも、私たちは当たり前のようにネットワークに接続し、情報にアクセスしたり、互いにコミュニケーションを取ったりしています。 こうしたコンピューターネットワークを支える技術の一つが、今回解説する「Ethernet(イーサネット)」です。 Ethernetとは、コンピューターやプリンター、ルーターといった様々な機器を接続し、データをやり取りするための規格です。 身近な例では、パソコンやプリンターを繋ぐ際に使用するLANケーブルや、インターネットと接続するためのルーターなど、様々な機器がEthernetを通じてデータの送受信を行っています。 Ethernetは、1970年代に開発されて以来、その使いやすさと信頼性から、世界中で広く普及してきました。現在では、家庭やオフィスだけでなく、大規模なデータセンターや、世界中に張り巡らされたインターネットの基幹回線など、あらゆる規模のネットワークで利用されています。 このように、Ethernetは、現代のネットワークにおいて、まさに「縁の下の力持ち」として、私たちの生活を支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ネットワーク

コンピュータネットワーク:世界を繋ぐ網の仕組み

- コンピュータネットワークとはコンピュータネットワークとは、複数のコンピュータを通信回線で接続し、データの送受信を可能にした仕組みのことです。まるで糸のように目に見えない通信回線を用いて、複数のコンピュータを繋ぎ、情報を共有します。 身近な例では、会社や学校、家庭内などで複数のコンピュータを接続し、プリンタを共有したり、ファイルをやり取りしたりする際に利用されています。 例えば、会社では、それぞれの社員が使用するコンピュータをネットワークに接続することで、重要な書類を共有したり、他の社員と連絡を取り合ったりすることができます。また、学校では、生徒が使用するコンピュータをネットワークに接続することで、先生は生徒に課題を送信したり、生徒は提出した課題に対する評価を受け取ったりすることができます。 このように、コンピュータネットワークは、現代社会において、人々が情報を共有し、コミュニケーションを取る上で欠かせない存在となっています。まるで、社会全体を包む大きな網の目のように、コンピュータネットワークは私たちの生活を支えています。
インターフェース

インターフェース:コンピュータを繋ぐ共通言語

- インターフェースとは異なる機器やソフトウェアが情報を正しくやり取りするためには、共通のルールが必要です。このルールを「インターフェース」と呼びます。人間同士が言葉を介して意思疎通をするように、コンピュータの世界でもインターフェースを通じて初めて円滑な情報のやり取りが可能になります。例えば、プリンターで文書を印刷する場合を想像してみましょう。コンピュータは、文書の内容や印刷設定などをプリンターに伝えなければなりません。しかし、コンピュータとプリンターは、それぞれ異なる仕組みで動作しています。そこで、インターフェースが両者の間に入って、情報を翻訳する役割を担います。インターフェースは、機器の形状やソフトウェアのデータ形式など、様々なレベルで規定されています。例えば、USBは、機器を物理的に接続するためのインターフェースの一つです。一方、Wi-Fiは、無線でデータをやり取りするためのインターフェースです。インターフェースの重要な役割の一つに「互換性」の確保があります。異なるメーカーが製造した機器やソフトウェアであっても、共通のインターフェースに準拠していれば、問題なく接続して動作させることができます。このように、インターフェースは、現代のコンピュータシステムにおいて欠かせない要素と言えるでしょう。異なる技術を seamlessly につなぎ、私たちの生活をより便利で快適なものにしてくれています。
ネットワーク

企業間ネットワークを支える付加価値通信網とは

- 付加価値通信網とは 企業間で、受発注や請求書処理といった重要な情報を電子データでやり取りする場合、専用の通信ネットワークが必要になります。しかし、各企業がそれぞれに専用のネットワークを構築するには、多大なコストと時間がかかってしまいます。 そこで登場したのが「付加価値通信網(VAN)」です。 VANは、企業間のデータ通信を代行するサービスです。企業はVANに接続することで、独自のネットワークを構築するよりもはるかに低コストで、安全かつ確実にデータをやり取りすることができます。 VANの大きな特徴は、単にデータを送受信するだけでなく、さまざまな付加価値を提供している点にあります。 例えば、企業間でやり取りされるデータの形式は、企業ごとに異なるケースが一般的です。VANは、異なる形式のデータを相互に変換する機能を提供することで、企業間のデータ連携をスムーズにします。 また、VANは、大量のデータを安全に保管する機能や、不正アクセスからデータを保護するセキュリティ対策なども提供しています。 このように、VANは、企業にとって、コスト削減、業務効率化、セキュリティ向上など、多くのメリットをもたらす重要なインフラストラクチャとなっています。
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SMS:携帯電話のメッセージサービス

- SMSとはSMSは、携帯電話を使って短い文章をやり取りできるサービスです。 電話番号を宛先に指定するだけで、簡単なメッセージを相手に送ることができます。たとえば、待ち合わせ時間に遅れるときや、相手に用件を伝えたいときに、SMSを使って「あと10分くらい遅れます」「○時に△で会えますか?」のようにメッセージを送ることができます。SMSは「Short Message Service」の略で、世界中で広く利用されています。 文字数の制限はありますが、電話番号さえ分かれば相手にメッセージを送ることができるため、とても便利なコミュニケーションツールとして定着しています。
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進化するモバイル通信: HSPA+とは?

- 高速モバイル通信の基礎HSPAとは近年、スマートフォンやタブレット端末の普及により、動画視聴やアプリのダウンロードなど、大量のデータをやり取りする機会が飛躍的に増加しました。このような需要の高まりに応えるために開発されたのが、HSPAと呼ばれる高速モバイル通信技術です。HSPAは、「高速パケットアクセス」を意味する「High-Speed Packet Access」の略称で、従来の第3世代携帯電話(3G)の通信方式を進化させたものです。従来の3Gと比較して、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)の通信速度が大幅に向上しており、より快適なインターネット接続を実現しています。HSPAの登場により、外出先でもストレスなく動画視聴を楽しんだり、大容量のファイルも短時間でダウンロードできるようになりました。また、Webサイトの閲覧もスムーズになり、快適なモバイルインターネット環境が実現しました。HSPAは、スマートフォンやタブレット端末の普及を支える通信技術として、重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
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今さら聞けないIT用語:DLって?

- DLってどんな言葉?インターネットやコンピューターをよく利用する人なら、「DL」という言葉を一度は目にしたり、耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。 「DL」は「ダウンロード」の略語で、英語の「download」を短くした表現です。では、ダウンロードとは一体どういう意味を持つ言葉なのでしょうか。 ダウンロードとは、インターネットなどのネットワークを通じて、データを取得することを指します。 例えば、ウェブサイトから画像や動画を自分のパソコンに保存したり、アプリストアからスマートフォンに新しいアプリを取り込んだりする場合が挙げられます。 このような動作を全てひっくるめて「ダウンロード」と呼びます。「ダウンロード」という言葉は少し長いため、日常会話やインターネット上では「DL」と略されることがよくあります。 「このアプリ、DLした?」のように、動詞として使われることもあれば、「このサイトから資料をDLできます」のように名詞として使われることもあります。何気なく使っている「DL」という言葉ですが、実は私たちのデジタルライフにおいて非常に重要な役割を果たしているのです。
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インターネットを支える縁の下の力持ち!DSLフィルター

- DSLフィルターってなに? インターネットに欠かせない高速なブロードバンド回線。中でも、多くのご家庭で馴染みのある電話回線を利用したDSL。このDSL回線を使う際に、必ず必要となるのが「DSLフィルター」です。 見た目は小さな箱型の装置ですが、インターネットと電話を快適に利用するために、実はとても重要な役割を担っています。 DSLは「Digital Subscriber Line」の略で、電話回線を使ってデジタルデータを送受信する技術です。しかし、電話回線は本来、音声通話を目的としたものであるため、そのままでは高速なインターネット通信を行うことができません。 そこで登場するのがDSLフィルターです。DSLフィルターは、電話回線に流れる音声信号とインターネットデータ信号を分離する役割を担います。フィルターを通すことで、音声信号は電話機へ、インターネットデータ信号はモデムへとそれぞれ適切な機器へ送られます。 もしDSLフィルターがなければ、インターネットデータ信号が電話機に流れ込んでしまい、雑音や通話品質の低下を引き起こす可能性があります。また、音声信号がモデムに流れ込むと、インターネットが不安定になったり、速度が遅くなったりする原因にもなります。 このように、DSLフィルターは、インターネットと電話の両方を快適に利用するために必要不可欠な存在と言えるでしょう。
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インターネットの定番?DSLとその種類について

- DSLとは DSLとは、電話回線を使って高速でデータ通信を行う技術の総称です。 「デジタル加入者線」という意味の英語「Digital Subscriber Line」の頭文字をとってDSLと呼ばれています。 従来の電話回線は音声を通話するアナログ回線でしたが、DSLはこれをデジタル回線に変換することで高速なデータ通信を可能にしています。 音声信号よりも高い周波数帯域を使ってデータ通信を行うため、電話回線で音声通話をしながら同時にインターネットを利用することができます。 DSLは、光ファイバーなどの新しい回線を敷設する必要がなく、既存の電話回線を利用してインターネットに接続できるため、比較的安価に導入できることが大きなメリットです。 そのため、家庭や小規模な会社などで広く利用されています。 DSLには、通信速度やサービス内容によって様々な種類があります。 例えば、「ADSL」は上りよりも下りの通信速度が速く、動画視聴など大容量データの受信に適しています。 一方、「SDSL」は上りと下りの通信速度が同じで、テレビ会議など双方向の通信に適しています。 このように、DSLは利用シーンや目的に合わせて最適な種類を選ぶことができます。
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第一関門:ファーストワンマイルとは?

目標達成をマラソンに例えることがよくあります。長い道のりを走りぬき、ゴールにたどり着くためには、さまざまな困難を乗り越えなければなりません。スタートラインを切った瞬間から、ゴールまでは決して平坦な道のりではなく、いくつもの壁が行く手を阻みます。 その中でも、特に重要だと言われるのが「ラストワンマイル」と「ファーストワンマイル」です。「ラストワンマイル」とは、文字通り、ゴールまであとわずか、残り一区間の道のりのことです。ここまで来れば、ゴールはもう目の前ですが、長距離を走り抜いてきたランナーにとって、最後のひと踏ん張りが想像以上に辛いものです。体力的にも精神的にも限界に近い状態の中、諦めずに走りきるためには、強い意志と覚悟が必要です。 一方、「ファーストワンマイル」は、その名の通り、最初の区間を指します。マラソンにおいて、最初の1キロは、全体のペース配分や精神状態を左右すると言われています。最初の1キロでつまずいてしまえば、その後も焦りや不安がつきまとい、本来の実力を発揮することが難しくなる可能性があります。逆に、最初の1キロをスムーズに走り切れば、その後の道のりも自信を持って進むことができます。 目標達成は、まさにマラソンと同じように、長く険しい道のりです。ラストワンマイルの壁を乗り越えるためには、ファーストワンマイルから着実に、そして、自分自身のペースを守りながら走り続けることが重要です。
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インターネットFAX:その仕組みと利点

- インターネットFAXとはインターネットFAXは、従来のFAX機のように電話回線を使わずに、インターネット回線を通じてFAXの送受信を行うシステムです。このシステムを利用することで、従来のFAX機と比べて様々なメリットがあります。最も大きなメリットは、通信コストを大幅に削減できることです。従来のFAXは、送信する距離に応じて電話料金が発生するため、遠距離への送信には高額な費用がかかっていました。しかし、インターネットFAXはインターネット回線を使用するため、距離に関係なく定額の料金で利用できます。そのため、特に遠距離へのFAX送信が多い企業にとっては、大幅なコスト削減が可能になります。また、インターネットFAXは、パソコンやスマートフォンなど、インターネットに接続できる様々なデバイスから利用できることもメリットです。従来のFAX機のように、専用の機器を置く必要がありません。そのため、オフィスだけでなく、外出先や自宅など、場所を選ばずにFAXの送受信が可能です。さらに、インターネットFAXは、受信したFAXデータをデータとして保存できるため、ペーパーレス化を促進できるというメリットもあります。従来のFAXのように、紙に印刷する必要がないため、紙資源の節約や保管スペースの削減につながります。また、FAXデータを電子データとして管理することで、検索や共有が容易になり、業務効率化にも貢献します。
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インターネット電話:通話料無料の仕組みと使い方

- インターネット電話とはインターネット電話とは、その名前が示す通り、インターネット回線を使って音声通話を行うサービスです。従来の電話回線を利用する固定電話や携帯電話とは異なり、インターネットを通じて音声データをやり取りします。そのため、従来の電話とは異なる仕組みで通話が実現されています。インターネット電話の最大のメリットは、通話料金が無料または非常に安いことです。これは、従来の電話のように距離に応じた通話料金が発生しないためです。特に、遠距離通話が多い場合や国際電話をよく利用する場合には、大幅なコスト削減につながります。また、インターネット電話は、音声通話だけでなく、ビデオ通話やチャットなどの機能も備えていることが多く、様々なコミュニケーション手段としても利用されています。さらに、スマートフォンやパソコンなど、インターネットに接続できる様々な端末から利用できることも利点です。ただし、インターネット電話は、インターネット回線の品質に左右されるという側面も持ち合わせています。回線状況が悪い場合には、音声が途切れたり、遅延が発生したりすることがあります。そのため、安定した通信環境が必要不可欠です。
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社内ネットワーク:LANとは?

- 構内ネットワークとは構内ネットワーク、いわゆるLAN(ローカルエリアネットワーク)とは、オフィスや学校、家庭など、特定の建物や敷地内といった限られた範囲内で、複数のパソコン、プリンター、スマートフォンといった機器を相互に接続するネットワークのことです。 LANを構築することで、これらの機器間でデータのやり取りや通信を行うことができるようになります。例えば、会社のオフィス内に構築されたLANに接続されたパソコンであれば、他のパソコンに保存されているファイルにアクセスして、編集したり、自分のパソコンに保存したりすることが可能になります。また、共通のプリンターで印刷したり、ネットワーク対応の複合機であれば、スキャンしたデータを自分のパソコンに取り込むといったことも可能になります。このように、LANは限られた範囲内での機器接続を目的とするため、広域をカバーするインターネットとは区別されます。とはいえ、近年ではほとんどのLANはインターネットへの接続機能も備えており、社内LANに接続されたパソコンからインターネットにアクセスすることも一般的です。インターネットへの接続は、専用の回線業者と契約するか、あるいは光回線やADSLなどのインターネット回線をLANに接続することで実現されます。
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広帯域:高速データ通信の鍵

- 広帯域とは広帯域とは、一度にたくさんのデータを送ることができる回線のことを指します。まるで、太いパイプを使って大量の水を一度に流すように、大量のデータを送受信することができます。従来の回線に比べて、広帯域回線は、より多くのデータを一度に送受信できるため、インターネットの利用が快適になります。例えば、高画質の動画をストレスなく視聴したり、大容量のファイルも短時間でダウンロードできるようになります。広帯域回線には、光ファイバー回線や高速なケーブルテレビ回線など、さまざまな種類があります。それぞれの回線によって、速度や料金などが異なるため、自身の利用状況や目的に合ったものを選ぶことが大切です。