アプリケーション開発における「デプロイ」とは?
- 「デプロイ」って、どんな作業?
「デプロイ」という言葉、IT業界ではよく耳にしますが、具体的にどんな作業を指すのでしょうか?
簡単に言うと、「デプロイ」とは、開発したソフトウェアやアプリケーションを、実際にユーザーが利用できる状態にするまでの一連の作業のことを言います。
例えば、ウェブサイトを例に考えてみましょう。
ウェブサイトは、インターネット上で誰でもアクセスできるように、公開する必要があります。
しかし、ウェブサイトは、ただ作っただけでは、インターネット上に公開されません。
ウェブサイトのデータやプログラムを、インターネットに接続されたサーバーというコンピュータに設置して、初めて世界中からアクセスできるようになるのです。
この、ウェブサイトをサーバーに設置し、インターネット上で誰でもアクセスできるようにする作業こそが、「デプロイ」にあたります。
スマートフォンアプリの場合も同様です。
開発したスマートフォンアプリを、App StoreやGoogle Play Storeといったアプリストアで公開し、ユーザーがダウンロードして使えるようにする作業が、「デプロイ」と呼ばれるのです。
つまり、「デプロイ」とは、開発したソフトウェアやアプリケーションを、ユーザーの手に渡る最終段階まで仕上げるための、重要な作業と言えるでしょう。