システムを構成する部品:コンポーネント
- 部品としての働きをするもの、それがコンポーネント
「コンポーネント」という言葉を、ITの文脈で耳にすることが増えました。
コンポーネントとは、簡単に言えば「部品」のことです。
ただし、ただ部品として存在するだけでなく、それぞれが明確な役割と機能を持っている点が重要です。
例えば、皆さんが毎日使っているであろうパソコンを思い浮かべてみましょう。
パソコンは、CPU、メモリ、ハードディスク、モニターなど、様々な部品が組み合わさってできています。
これらの部品一つ一つが、コンポーネントです。
CPUは計算処理、メモリはデータの一時保存、ハードディスクはデータの長期保存といったように、それぞれのコンポーネントが役割分担をすることで、パソコンは複雑な処理をこなせるようになっています。
コンポーネントは、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアにも存在します。
例えば、アプリケーションソフトやOSなどもソフトウェアコンポーネントとみなせます。
コンポーネントを組み合わせることで、目的に合ったシステムを作り上げることができるため、近年、システム開発において注目されています。