CCD:光の情報を電気信号に変える技術
- CCDとはCCDは「電荷結合素子」の略称で、光を電気信号に変換することで、私たちが普段目にしている画像をデジタルデータとして取り込む役割を担う半導体素子です。CCDの最大の特徴は、光を電荷に変換し、その電荷を移動させることで信号を読み出す仕組みにあります。CCDは、光を受ける小さな素子(画素)を数百万から数千万個も並べた構造をしています。それぞれの画素には、光を受けると電荷を蓄積する性質があり、光の強さに応じて蓄積される電荷の量も変化します。 カメラで景色を撮影する場面を想像してみてください。 シャッターが開くと、レンズを通過した光がCCDに届きます。 すると、それぞれの画素は受け取った光の強さに応じた量の電荷を蓄積します。 そしてシャッターが閉じると、蓄積された電荷は順番に読み出され、電気信号に変換されます。 このようにして、CCDは光を電気信号に変換し、デジタル画像として記録することを可能にしています。 デジタルカメラやスマートフォン、ビデオカメラなど、私たちの身の回りにある様々な機器でCCDは活躍しています。