高画質

高品位テレビ、一般的には「ハイビジョン」と呼ばれるテレビは、従来のテレビとは異なる仕組みで、より美しい映像を映し出すことができる技術です。従来のテレビは「アナログ方式」と呼ばれる技術が使われていましたが、ハイビジョンは「デジタル方式」を採用し、映像を細かい点の集まりで表現しています。 この点の数を「画素数」と呼びますが、ハイビジョンではこの画素数が従来のテレビに比べて格段に多くなっています。具体的には、画面の横方向に1280個以上、または縦方向に720個以上の画素を持っているテレビをハイビジョンと定義しています。 画素数が多いほど、よりきめ細かい映像を表現することができ、従来のテレビではぼやけてしまっていた細かい部分まで鮮明に映し出すことができます。また、ハイビジョンは色の表現力も豊かで、自然界にある色に近い、鮮やかで奥行きのある色彩を再現することができます。 これらの特徴により、ハイビジョンはまるでその場にいるかのような、臨場感あふれる映像体験を視聴者に提供します。スポーツ中継では選手の表情や汗の一粒まで、自然番組では動物の毛並みやしぶきの一つ一つまで、まるで目の前で見ているかのようなリアルさで楽しむことができます。