プログラミング言語の礎、B言語
- B言語とはB言語は、今から約50年前にアメリカのAT&Tベル研究所で誕生したプログラミング言語です。ケン・トンプソン氏とデニス・リッチー氏という二人の優秀な研究者によって開発されました。 B言語は、その後に登場する多くのプログラミング言語、特にC言語に大きな影響を与えたことで知られています。当時、コンピュータは今ほど性能が良くなく、使える資源も限られていました。そこで、限られた資源でも効率的に動作するプログラミング言語としてB言語が開発されたのです。B言語は、ハードウェアに近い低水準な処理を得意としており、オペレーティングシステム(OS)などの開発に適していました。B言語は、その後、改良が加えられ、より使いやすく、より多くの機能を持つC言語へと進化しました。 C言語は現在でも世界中で広く使われていることから、B言語がプログラミング言語の歴史に与えた影響の大きさを知ることができます。B言語自体は、現在ではほとんど使われていませんが、その思想はC言語などを通じて、現代のプログラミングにも受け継がれています。