ビットマップ形式:画像の基本を理解する
- ビットマップ形式とは
コンピューター上で写真やイラストなどの画像を表示するには、画像データをコンピューターが理解できる形式に変換する必要があります。その代表的な方法の一つが、画像を無数の点で表現する「ビットマップ形式」です。
ビットマップ形式は、別名「ビットマップ画像」とも呼ばれ、画像を小さな正方形の点の集まりとして表現します。この点のことを「ピクセル」と呼びます。 一つ一つのピクセルには、赤、緑、青などの色の情報が数値で記憶されており、この色の組み合わせによって、人間の目には写真やイラストのように滑らかに見える画像として認識されるのです。
例えば、100 x 100 ピクセルの画像であれば、縦横に 10,000 個のピクセルで構成されていることになります。それぞれのピクセルに色の情報が記録されているため、ビットマップ画像は一般的にファイルサイズが大きくなる傾向があります。
ビットマップ形式は、写真のように色の変化が複雑な画像を表現するのに適しています。一方で、ロゴマークのように単色で構成されるシンプルな画像では、データ量が大きくなりやすいという欠点があります。