パソコンの心臓部!「ブート」ってなに?
「ブート」という言葉を耳にしたことはありますか? パソコンを毎日使っていても、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。しかし実は、この「ブート」は、私たちがパソコンに命令を出し、思い通りに動かすために、絶対に欠かせない大切な作業なのです。
では、一体どのようにしてパソコンは私たちの命令を理解し、動き出すのでしょうか? パソコンは、人間のように自分で考えて動くことはできません。あらかじめ決められた手順に従って、一つずつ指示を読み込み、実行していく必要があるのです。この指示書のような役割を担うのが、パソコン内部に組み込まれた「基本ソフト」と呼ばれるものです。
「ブート」とは、パソコンの電源を入れたときに、この基本ソフトを記憶装置から探し出し、読み込んで、使える状態にするまでの一連の流れを指します。 つまり、「ブート」は、パソコンが目覚め、私たちが使える状態になるための準備運動のようなものと言えるでしょう。
普段何気なく行っているパソコンの起動も、「ブート」という重要なプロセスを経て、初めて実現するのです。