C++入門:基礎からオブジェクト指向まで
- C++とはC++は、今からおよそ40年前の1980年代初頭にベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップによって開発された汎用プログラミング言語です。 C++という名前は、C言語の進化形という意味が込められており、実際にC言語を拡張した言語として誕生しました。そのため、C言語の持つプログラムの実行速度の速さやコンピュータの資源を効率的に使えるという利点を引き継いでいます。C++は効率性と柔軟性を兼ね備えている点が評価され、オペレーティングシステム、ゲーム開発、組み込みシステム、機械学習など、多岐にわたる分野で利用されています。例えば、私たちが普段使用しているパソコンやスマートフォンのOS、あるいは、リアリティ溢れる映像で人気のゲームなど、幅広い分野でC++は活躍しています。C++の特徴として、手続き型プログラミングとオブジェクト指向プログラミングの両方に対応している点が挙げられます。手続き型プログラミングとは、プログラムを手順を踏んで記述していく方法で、一方、オブジェクト指向プログラミングとは、プログラムをモノにたとえて組み立てていく方法です。C++はこれらの両方の特徴を併せ持つため、開発者は開発するシステムの規模や目的に合わせて、柔軟にプログラミングを選択することができます。